汗をたくさんかくと抜け毛が増える?夏の頭皮トラブルを防ぐ方法
Last Updated on 2021年6月26日 by himeoryon-67
こんにちは。
青山にてメンズ専門美容師をやっております加藤亮平と申します。
「夏になるとちょっと動いただけでも頭皮に汗をかいてしまう。」
こんな風に頭皮に汗を沢山かくこと皮脂も多くなりベタつきや臭いも気になりますよね。
特に男性であれば頭皮環境の悪化による抜け毛や薄毛には注意したいものです。
そこで今回は、
- 効果的な汗対策
- 汗による頭皮への影響
- 汗による髪への影響
についてお話ししていきたいと思います。
これから暑い夏を迎える前に正しい対処法で健やかな髪の毛を育てていきましょう。
汗を沢山かくと抜け毛は増える?
発汗量が増えがちな夏の時期は汗に悩む男性も多いのではないでしょうか。
結論から言うと汗を沢山かくことで抜け毛が増える可能は十分あります。
特に男性は男性ホルモンの影響で後頭部の毛量が多く熱がこもり、襟足部分に沢山汗をかいてしまうというお客様が多くいらっしゃいます。
男性のお客様を多く担当させていただいていると長さを切りたいと言うよりも量を減らしたい、こんなオーダーが増えるのも夏の特徴の一つです。
仕事中や出先で汗をかいたからといってすぐにシャンプーができるわけでもないため、頭皮環境を考えると衛生的にもあまり良くない状態のまま放置をしていることになります。
とはいえ汗そのものに抜け毛が増える成分が含まれているわけではないので汗をかくことが悪いわけではありません。
むしろ汗をかくということは新陳代謝が活発に行われているということであったり、体温上昇を抑える働きがあるなど、健康を維持するためにはなくてはならない効果をもたらします。
汗をかくことで頭皮や髪に与える影響
ではなぜ汗を沢山かくことで抜け毛が増える原因になのか。
それは汗をかくことによる二つの頭皮環境の変化が関係してきます。
<汗により地肌がアルカリに傾く>
汗は発汗量が少ない時はPHは5.7~6.5程度に保たれていて人間の肌に優しいとされる弱酸性状態になっています。
ですが発汗量が多くなるとPHが上昇しアルカリ性に傾くという性質があります。
アルカリ性に傾いた汗は地肌にとっては強い刺激となりあせもやかゆみの原因にもなります。
頭皮が多量の汗によってアルカリ性に傾くと、皮膚の悪玉菌である「黄色ブドウ球菌」が増殖します。
これがかゆみや炎症を引き起こすことで頭皮環境を悪化させ抜け毛の原因になる場合があります。
<汗とともに増加する皮脂の影響>
汗を沢山かくと皮脂の分泌も盛んになります。
過剰に増えた皮脂は毛穴詰まりの原因になり髪の成長を妨げるだけでなく抜け毛を促してしまう要因にもなります。
また分泌された皮脂が空気に触れ紫外線や活性酸素によって酸化すると「過酸化脂質」に変化します。
過酸化脂質あg過剰に発生したり長時間頭皮に存在することで炎症を起こし、かゆみやニオイの原因になります。
抜け毛を防ぐ汗対策
発汗を抑えることで抜け毛になるリスクを抑える。
その対策として日中冷房のきいた室内にいるいるというのは一概に正しい抜け毛であるとはいえません。
冷房によって湿度が下がると頭皮は乾燥を防ぐために、ますます皮脂を分泌することがあります。
また過度な冷房による血行不良は髪の毛への栄養供給を滞らせる原因となるため頭皮環境を考える上ではあまりよくありません。
はじめにお伝えしたように汗をかくということは悪いわけではなく頭皮環境を通常に保つ上では必要なことであります。
対策する上で最も重要なことはいかに地肌を清潔に保つかということ、つまり毎日できる対策として正しいシャンプーを徹底する、ということです。
<①シャンプーの選び方>
シャンプーは頭皮の皮脂汚れをとるために洗浄成分というものが含まれています。
特に夏の時期に皮脂の分泌が増える方だと頭皮環境は変化してしまいいつも使っているシャンプーだと洗浄力が弱くしっかりと洗い流すことができず頭皮に皮脂が残ってまします。
それとは逆に1日デスクワークで冷房の部屋にいることが多くなる方の場合、逆に頭皮が乾燥してしまい、いつものシャンプーだと洗浄力が強すぎることで逆に皮脂の分泌を促してしまう恐れがあります。
頭皮環境や皮脂に合わせたシャンプーの選び方はこちらの記事に詳しく書いてますので是非参考にしてみてください。
<②正しいシャンプーの仕方>
発汗や皮脂の分泌が増えることで1日に2〜3回シャンプーをするという方もいるかもしれませんが注意が必要です。
過剰にシャンプーをすることで頭皮のうるおいを守る皮脂がなくなり乾燥状態となってしまうことで抜け毛のリスクを高めてしまいます。
皮脂を適度に残しつつ汗・汚れはすっきり落とすために、以下のポイントを押さた正しいシャンプーを心がけましょう。
1.少しぬるめのお湯(37〜8度)で予洗いをしっかりする。
体温に近い温度のお湯で流すことで7〜8割の汚れを落とすことができます。
シャンプーの泡立ちも良くなり洗浄成分による地肌への刺激も優しくすることができます。
2.シャンプーを手のひらで軽く泡立ててから頭皮につけ、頭皮をマッサージするように洗う。
泡立てることで地肌への刺激を抑えることができるだけでなく、髪の毛同士の摩擦を減らすことができます。
夏はし紫外線によって髪もダメージを受けているためしっかりと泡立てましょう。
シャンプーの泡立ちについてはこちらの記事も是非読んでみてください。
3.泡が残らないよう、ぬるめのお湯で丁寧にすすぐ
頭皮に洗浄成分が残ることで毛穴詰まりやかゆみの原因になります。
シャンプーで泡立って洗った時間以上にしっかりと時間をかけて流しましょう。
4.リンスやコンディショナーは直接頭皮に塗らず、毛先だけ
リンスやコンディショナーは髪の表面をコーティングすることで紫外線によるダメージを軽減する効果もあります。
地肌に着くと毛穴詰まりの原因にもなりますので毛先のみつけましょう。
リンスやコンディショナーについてはこちらも是非ご覧ください。
5.ドライヤーで根元から乾燥させる
男性はショートの方が多いため自然乾燥で済ませているという方も多いかもしれませんが、自然乾燥は雑菌が繁殖する原因にもなるためドライヤーでしっかりと乾かしましょう。
ドライヤーに関してはこちらもぜひ読んでみてください。
まとめ
今回は汗が髪の毛や頭皮に与える影響についてお話しさせていただきました。
汗をかくことが悪いわけでなはなく、そのあとのケアを怠ることで抜け毛や薄毛につながるリスクは高くなります。
正しいケアで暑い夏を乗り切りましょう。
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加藤亮平
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