ドライヤーで髪を乾かさない男性に警告〜自然乾燥はトラブルのもと〜
Last Updated on 2021年4月28日 by himeoryon-67
こんにちは。
青山にてメンズ専門美容師をやっております加藤亮平と申します。
『ドライヤーを使って髪の毛を乾かすのが面倒くさい。』
こんな風にお風呂上がりの髪の毛をそのまま放置して自然乾燥させている男性も多いのではないでしょうか?
確かに一般的な男性の場合ショートスタイルの方が多いので放置していればすぐに乾いてしまいます。
見た目や触った感じは乾いたように感じるのでわざわざドライヤーを使おうとは思わないかもしれません。
とはいえ自然乾燥には「ラク」というメリットはあるものの頭皮や髪の毛に大きな影響を与えます。
そこで今回は、
- 自然乾燥ってアリ?
- 自然乾燥によるトラブル
- ドライヤーを使うメリット
についてお話ししていきたいともいます。
この記事を読めばこれまで自然乾燥させていた男性もドライヤーできちんと乾かそうと思ってくれるはずです。
ショートスタイルの男性こそ是非参考にしてみてください。
髪の短い男性であればドライヤーで乾かさなくてもいいの?
結論から言うと短髪の男性であっても濡れた髪の毛はドライヤーを使ってしっかりと乾かしたほうがいいです。
髪の毛の短い男性であればタオルドライで放っておけば短時間で髪の毛は乾きます。
とはいえ自然乾燥は髪の毛に様々なトラブルを引き起こす原因になります。
またドライヤーというのは髪の毛を乾かすものであるといういうことはもちろん、頭皮を乾かすものでもあります。
頭皮の自然乾燥は様々な頭皮トラブルを引き起こすことで男性にとっては抜け毛や薄毛を促進させる要因になるため、育毛と発毛の点からも髪の毛を乾かすことは重要です。
ドライヤーで髪を乾かすべき理由
自然乾燥を避けドライヤーで乾かしたほうがいいというというのには理由があります。
男性ならではの注意点もあるため参考にしてみてください。
<①髪が傷みパサつき、広がりの原因に>
髪の毛の表面はキューティクルというタンパク質でできたうろこ状の層によって覆われています。
キューティクルは内部の養分や水分が流出することを防ぎ外部の刺激から守る働きがあります。
髪の毛が濡れた状態はキューティクルが開いた状態にあるため摩擦によるダメージを受けやすくなるほか、髪の毛内部の養分や水分が必要以上に流出してしまいます。
乾燥毛の方やパサつきがちの男性であればより髪の状態が悪化しゴワゴワに広がってしまいます。
<②臭いやかゆみを引き起こす>
髪には常在菌が潜んでいます。
濡れた状態は常在菌が繁殖するため嫌な臭いやかゆみの原因になります。
臭いは清潔感のかけたイメージを与えてしまい、かゆみはストレスにさえ感じてしまいます。
また、濡れた状態で寝ることで枕と髪の毛が接する部分の湿度が高くなることでより雑菌が繁殖しやすくなります。
髪の毛は乾いたと思っていても頭皮は意外と乾いていないことが多いため注意が必要です。
<④寝癖がつきやすくなる>
髪の内部にはタンパク質による水素結合というものがあり濡れた状態から乾く時に結合されて髪の形が決まります。
しっかりと髪を乾かさず中途半端に濡れた状態で寝ることによって寝癖がつきやすくなってしまいます。
<⑤血流が悪くなる>
乾かさずにそのままにしておくと頭皮の温度が下がってしまい血流が悪くなってしまいます。
血流が悪くなると髪の成長に必要な栄養が毛母細胞まで行き渡らず健康な髪を生やし育てることができません。
そのため自然乾燥は抜け毛や薄毛の原因にもなる恐れがるため注意をしましょう。
ドライヤーで髪を乾かす時の注意点
髪の毛は自然乾燥を防ぎドライヤーでしっかり乾かす必要があります。
とはいえ間違ったドライヤーの使い方は熱によって頭皮や髪の毛を乾燥させる原因にもなりかねません。
頭皮や髪の毛を健やかに保つための正しい髪の乾かし方について説明していきます。
<①タオルドライ>
ドライヤーを使いなるべく短時間で効率よく乾かすにはタオルドライをしっかりとしておく必要があります。
とはいえ力一杯ゴシゴシとこすりすぎると摩擦によって頭皮や髪を痛めてしまうため優しくふき取るようにしましょう。
<②ヘアオイルを使う>
髪をヘアオイルでコーティングすることでドライヤーの熱から潤いを守ってくれる効果があるため髪にかかるダメージも少なくなります。
男性では使っているという方は少ないかもしれませんがヘアオイル には熱によるダメージから髪を守るだけでなく、くせ毛の方やごわついて広がりがちの方にとってはおさまりがよくなる効果もあります。
ヘアオイル に関してはこちらの記事にまとめてありますので是非参考にしてみてください。
<③ドライヤーを正しく使う>
ドライヤーで髪を乾かす際のポイントは3つあります。
- 一箇所に風邪を当て過ぎない
- 頭皮・髪との距離感
- 地肌から乾かす
ドライヤーの熱風はなるべく一箇所に当て続けるのではなく15センチほど離して振りながら当てるようにしましょう。
また、髪の毛は根元が乾かなければ毛先はいつまでたっても乾きません。
そのため始めは頭皮を指で優しくこすりながら根元、地肌から乾かすようにしましょう。
根本や頭皮が乾けば自然と中間や毛先部分も乾いてきます。
最後に冷風を当てることで髪にツヤ感を与え、頭皮の熱をとることで発汗防止の効果もあります。
正しいドライヤーの使いかたに関してはこちらの記事も是非参考にしてみてください。
<④頭皮ローションで仕上げる>
頭皮の乾燥はフケやかゆみなどの頭皮トラブルの原因になるためドライヤーで髪を乾かした後は頭皮の乾燥を抑え潤いを保つために「頭皮ローション」を使うことをおすすめします。
頭皮ローションと聞くとあまり馴染みがないという男性も多いかもしれませんが、イメージとしては頭皮につける化粧水と思っていただければと思います。
頭皮はドライヤーの熱だけでなくシャンプーの洗浄成分によっても乾燥しがちであるため、特に朝シャンプーをされた後に頭皮ローションを使う事で紫外線によるダメージを防ぐ効果があります。
頭皮ローションに関してはこちらの記事もご覧ください。
まとめ
今回は男性こそ気をつけたい自然乾燥の危険性についてお話しさせていただきました。
髪の毛の短い男性であればタオルドライしてなんとなく髪が乾いたからいいやとそのまま放置されるという方も多いと思います。
とはいえ髪の毛にはダメージがかかっているだけでなく、頭皮環境が悪化する危険があります。
頭皮環境の悪化は抜け毛や薄毛の原因になります。
髪の毛を乾かすということはもちろん、頭皮を大事にするためにもドライヤーを使ってきちんと乾かしましょう。
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加藤亮平
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