髪型のセットが苦手な30代男性必見!オススメの方法と髪型のご紹介
Last Updated on 2023年1月10日 by himeoryon-67
こんにちは。
青山・表参道エリアにてメンズ専門美容師をやっております加藤亮平と申します。
「髪の毛のセットが苦手でいつもうまくいかない」
こんな風に髪のセットに時間がかかってしまったり、うまくできないという理由で普段セットをしないという男性もいらっしゃるのではないでしょうか?
美容院ではいい感じの髪型になるのに家でいざ自分でやってみると「あれ?」と思った経験は一度はされたことがあるかと思います。
セットが苦手でも簡単に出来る方法や、スタイリングをしなくても形になる髪型だと楽ですよね。
そこで今回は、
- セットがうまくできない原因
- セットを簡単にする方法
- セットなしでも決まる髪型
についてお話ししていきたいと思います。
髪の毛のセットが苦手な男性は、この記事を読んでいただくことで普段おセットが楽になるはずです。
ぜひ参考にしてみてください。
目次
なぜ髪型のセットがうまくいかないのか?
朝しっかりと髪の毛をセットしたはずなのにすぐに崩れてしまう。
こんな経験をされたことはありませんか?
朝は時間がないからといって寝癖がついた状態でワックスをつけたり、髪を濡らしたはいいものの乾かす時間がなくて半乾きの状態でワックスをつけたりしてしまう。
こういったことが原因でセットが崩れてしまっている可能性があります。
また、男性の場合男性ホルモンの影響でもみあげ周りや後頭部は毛量が多い部分であることに加え、生えグセがでやす部分になります。
一般的にショートやベリーショートが多い男性の場合、もみあげや襟足部分の定期的なカットを怠ることでワックスをつけてもまとまりづらくなります。
さらに髪の毛は年齢とともにハリコシがなくなってきます。
男性も30代になってくるとトップがボリュームが出づらくなるなど、髪の状態にあった髪型選びやセットの方法、そしてスタイリング剤選びをしないとセットをしてもシルエットを維持しづらくなります。
髪型をセットしないと30代男性は損をしてしまう!
前述したように、30代男性の中には様々な理由で髪型のセットが苦手な男性がいるかと思います。
とはいえは面倒だからとセットをしないというのは大人の男性の場合損をしている可能性があります。
スタイリング剤というのは髪の毛を立ち上げたり毛先に動きをつけたりする場合に有効です。
ボリュームを出したり立体感をつけるためには必要不可欠です。
ですが過剰なスタイリングというのは仕事をする上で相手に対してチャラチャラとした印象を与えてしまうことで信頼度を下げてしまう可能性があります。
また、スタイリング剤というのは油分が多く含まれている為、過剰につけることでべたついた清潔感にかけた印象を与えかねません。
大人の男性に必要なのは過剰なスタイリングではなく適度なスタイリングです。
適度な束間やツヤ感をプラスすることで信頼感や清潔感をアップさせることができます。
髪型をセットするということは大人の男性に必要な身だしなみの一つでもあるといえます。
髪型のセットを簡単にする30代男性にオススメの方法
髪の毛をセットする際、スタイリング剤の選び方や付け方はもちろんですが最も重要なのはスタイリング剤をつける前の準備です。
スタイリング剤をしっかりとつけてもうまくいかない原因と、その対策をご紹介していきます。
髪型のセットを簡単にする方法①:髪の根元を濡らす
スタイリングをする際、寝ぐせが付いたままの状態や後頭部の根本がぱっくり割れている状態でそのままスタイリング剤を付けてしまうことはありませんか?
この状態でスタイリング剤をたくさんつけすぎてしまうとべたついた印象になってしまったり重さで潰れてしまったりと、さらに失敗の原因になってしまいます。
ここで重要なのがスタイリング剤をつける前に髪の根元を濡らすことです。
濡らすときは毛先ではなく根本から髪の毛全体を濡らしてあげてください。
寝ぐせで毛先だけがハネていると思いがちですが、実は根本からクセがついていることが大半なのです。
根元が潰れていては立ち上げたい部分のボリュームが出ませんし、逆にボリュームを抑えたい部分の根元が浮き上がっていると余計に広がってしまいます。
髪型のセットを簡単にする方法②:ドライヤーを正しく使う
ワックスをつける場合、髪を濡らした状態のままつけてしまうとワックスが薄まり、セット力の低下につながります。
そのためドライヤーである程度乾かし根元のクセづけをしてからワックスをつけることが重要です。
ドライヤーをかけるコツは、ボリュームを出したい部分には根本に風を当てて、ボリュームを抑えたい部分には根本をつぶすように当てることです。
例えば、トップの部分にボリュームを出したいときには、ドライヤーを持っていない方の手で髪の毛を掴んで上に持ちあげ、下から上に風を当てていきます。
逆にボリュームを出したくないサイドや襟足の部分には、風を上から下に当てて手で少し抑えながら乾かすといいですよ。
そして髪の毛は完全には乾かさず、7~8割程度を目安に乾かしてください。目安としては、髪の毛がまだ少し湿っているかな?と思うくらいです。髪の毛に少し水分が残っているほうがワックスがなじむので試してみてくださいね。
とはいえパーマスタイルであれば濡れた状態でスタイリング材をつけた方がカール感をしっかり出すことができます。
また、刈り上げやバーバースタイルなどのカチッとしたツヤ感を出すスタイルであればあえて濡れた状態でジェルなどでスタイリングする場合もあります。
髪型のセットを簡単にするスタイリング方法
前述した通り髪の毛をセットするのに大事なのスタイリング剤をつける前のシルエットです。
その際意識したいのが頭頂部の中心とあご先、そして両サイドを4点としたひし形になる様に整えることです。
特にハチが張ってしまう男性は正面から見ると四角い印象になってしまったり、絶壁の方は横絡み見たときにストンとした直線的な印象になりがちです。
日本人には比較的上記の様な頭の形に悩みを持つ男性が多く、ひし形にすることでかっこいいヘアスタイルを作ることができます。
どんなヘアスタイルもひし形になるように目指すことが重要なポイントです。
髪型のセットを簡単にするスタイリング方法〜前髪を下ろす場合〜
<①ワックスは満遍なく広げる>
まず、使用するワックスの量は10円玉1つ分が目安です。
はじめの量が少なすぎたり多すぎたりするとヘアセットがうまくい場合が多いのでまずはこの量を目安にします。
毛量や長さによってもっと足したい場合は髪の毛につけた後に、少しずつ調整し足していくことをお勧めします。
次に手のひらに出したワックスは満遍なく手のひらに伸ばしてください。
この時注意していただきたいのはほぼ透明になるくらいまでしっかり伸ばすということです。
手のひらにつけたワックスが白く残り伸ばしきれていないと、1か所につきすぎてしまい変なクセがついてしまったり、上手にヘアセットできない原因になります。
<②最初は後頭部からつける>
ワックスはつける順番が重要なポイントになっていきます。
まずはじめは後頭部からつけていきます。
一番はじめはワックスが手のひらにたくさんついている状態なので、前髪からつけてしまうとぺたっとしてしまう原因のもとになります。
そのため、毛量が比較的多くワックスがたくさんついても問題ない後頭部からつけていくようにしましょう。
そしてその付け方は手をパーの形にし、指を少しだけ曲げて頭を掴むようなイメージで、揉みこむようにつけてみてください。
そうすると髪の毛の内側にまでワックスがつくので動きをつけやすくなります。
ただし、ワックスには油分が多く含まれています。
頭皮についてしまうことで頭皮環境の悪化につながる可能性もあルため頭皮にはつかないように注意しましょう。
<③二番目はサイドにつける>
後頭部の次はサイドにつけていきます。
サイドの毛はタイトにさえたい部分になるので指先のハラを使って動かし、上から髪の毛を抑えるようにしてつけてみてください。
とはいえあまり押さえつけすぎると全体のバランスが悪くなってしまうため鏡を見ながら調整しながらつけていきましょう。
<④トップは立ち上げる様に>
トップの毛には付けすぎないことがポイントです。
ワックスにも重さがあります。
せっかくドライヤーで根本を立ち上げたにも関わらずワックスをつけすぎてしまうと重さで潰れてしまいます。
また、トップの毛は上からつけてしまうとボリュームがなくなってしまうため、前から頭を掴むよう揉み込むイメージでつけてみてください。
こうすることにより、トップのボリューム感が失われずにキープされ、バランスの良い形になっていきます。
トップのボリュームや立ち上がりをキープさせるにはハードスプレーがオススメです。
ワックスをつけた後、軽く一振りするだけで一日キープすることができます。
スプレーについてはこちらの記事にまとめてますので是非参考にしてみてください。
<⑤前髪は軽くつまむ様に>
前髪がうまくまとまらないという男性も多いのではないでしょうか?
前髪をスタイリングする際のポイントは手のひらに残った量を毛先につまむ様に少しつけることです。
根本の方からしっかりつけてしまうと前髪が潰れてしまう原因になるだけでなくベタついた印象を強調させてしまいます。
前髪は毛が細く、クセが出やすい部分でもあるため、あまり長い時間をかけすぎると逆にうまくいかなくなってしまうこともあります。
美容室にも前髪カットというメニューがあるくらいなのでもし前髪のスタイリングが難しくなってきたらカットのタイミングかもしれません。
その際は是非美容師さんに相談してみましょう。
髪型のセットを簡単にするスタイリング方法〜前髪を上げる場合〜
<①ドライヤーでひし形を作る>
前髪を上げてセットしたい場合は、前髪を下ろすスタイル以上にドライヤーが重要です。
ワックスをつける前から前髪が下がっている場合過剰にスタイリング剤をつけがちになってしまいます。
そうすると逆にいくらつけても前髪が下がってくるためしっかりとドライヤーで形を作りましょう。
前髪を上げたいときには、指を根元に入れドライヤーの風を下から上に当てます。
そして5割程度根本が乾いたら、ドライヤーを持っている手と逆の手で前髪を掴み、ドライヤーの風を根本付近に当てます。
その後、ドライヤーを離して前髪を持ったまま5秒ほどキープ、もしくは冷風で冷ましましょう。
こ髪の毛は、濡れている状態から熱を当てて冷める時に形が作られます。
この特性を利用することでドライヤーを使って形を作ります。
前髪を上げるスタイルはカットももちろん大事ですが、この工程をやるだけでずいぶん変わってくるので試してみてくださいね。
<②前髪は黒目がポイント>
前髪にスタイリング剤をつける際は根本付近からワックスをつけます。
とはいえたくさん前髪につけてしまうと重さで前髪が下がってしま歌め、あくまでも最後に手に残ったワックスをつけるようにしましょう。
そして、前髪を上げる際のポイントは、黒目のまんなかあたりで分けてあげることです。
この幅が狭すぎたり広すぎてしまうと全体のバランスが悪くなり、カッコ悪いスタイルになってしまうので気を付けましょう。
<③フェイスラインはあげすぎない>
前髪を上げる際はバランスも重要です。
おでこが全部見えるくらい上げてしまうと顔全体が大きく見えてしまう原因になってしまいます。
前髪を上げるスタイルの時には、フェイスライン(顔まわり)の髪の毛は少し下ろしてつけるようにしましょう。
目安としては、こめかみあたりの髪の毛を少し下ろしてあげるとバランスが良く見えます。
セットしなくても決まる30代男性にオススメの髪型
上記では簡単にスタイリングする方法をご紹介させていただきました。
とはいえスタイリングをしなくてもほぼ形が決まる髪型だと楽ですよね?
スタイリング剤はあくまでちょっとした束間やツヤ感を出すためにつけるものであって、大人にとってのスタイリングというのは最低限の身だしなみを演出するためのものあって良いはず。
ここではスタイリング剤をしっかりと付けなくても済む、大人の男性にオススメのスタイルをお客様の実例を元にご紹介していきます。
セットしなくても決まる30代男性にオススメの髪型①
直毛でハリコシの強い髪質の場合、全体的に膨らみやすいのが特徴です。
とはいえ中途半端な長さの状態だとスタイリング剤やドライヤーを使ってもボリュームを抑えるのが難しく、全体ののシルエットバランスが取りにくいのが難点です。
ボリュームが出やすくスタイリング剤でも潰れにくい襟足や耳周りをしっかりと刈り上げます。
トップと前髪は髪質を生かして自然に立ち上がる長さに整えます。
そうすることでドライヤーで乾かしただけで理想的なシルエットになり、スタイリングも簡単になります。
また、しっかりと刈り上げることで清潔感も演出することができます。
セットしなくても決まる30代男性にオススメの髪型②
髪の毛は場所によって生え方や髪質が異なる場合があります。
こちらのお客様は襟足部分が直毛で生えグセが強く、トップは長くなってくるとゆるいクセが出るのがお悩み。
全体的には短くしすぎず、ひし形シルエットになるようにカットしていきます。
クセが強くボリュームが出やすい部分は角度をつけたすっきりとした刈り上げに。
トップは長さを残しつつ、クセを生かすために少し強めにパーマをかけることでまとまりが出るようにしました。
パーマをかけたことで乾かしただけでもひし形シルエットになるようになり、さらにツヤ感のあるジェルやグリースを軽くもみ込むだけでスタイリが完成する時短パーマスタイルに仕上げました。
セットしなくても決まる30代男性にオススメの髪型③
直毛で毛量が多い男性はスタイリング剤をたくさん付けてしまいがちです。
そうするとスタイリング剤特有のベタベタとした印象になりやすいだけでなく、過剰に付けすぎたスタイリング剤でぼてっとした印象になってしまいがち。
スタイリングを簡単にするポイントは短くカットすることと量感をしっかりと取ることです。
男性の場合、男性ホルモンの影響で耳周りや襟足部分のも横領が多くなてしまいがち。
そのため毛量が多くスタイリングに悩む男性は上記のように刈り上げとツーブロックを組み合わせたスタイルがオススメです。
トップから前髪をボリューム感が出やすい長さに整えしっかりと毛量をとります。
そうすることで前後左右、どこから見てもひし形を作ることができます。
さらにスタイリング剤をつけることで、直毛を生かしたシャープな束間を作ることができます。
まとめ
今回はスタイリングが苦手な男性にオススメなスタイリング方法と、オススメの髪型をご紹介させていただきました。
スタイリングを簡単にするは方法正しい手順でできているかということと、髪質に合った髪型選びができているかが重要なポイントになります。
髪質に合った髪型がわからないという男性は是非ご相談ください。
スタイリングの方法やスタイリング剤選びまでしっかりとレクチャーさせていただきます。
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