天然パーマで髪型に悩むメンズ必見!くせ毛を活かす方法と対策とは?
Last Updated on 2022年6月15日 by himeoryon-67
こんにちは。
青山・表参道エリアにてメンズ専門美容師をやております加藤亮平と申します。
「天然パーマのせいで髪型がうまくまとまらない」
こんな風にくせ毛の男性の中には毎日のスタイリングに悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
せっかくスタイリングをしても雨や湿気で崩れやすいだけでなく、パサつきや広がりも気になりがちなのがくせ毛の特徴です。
くせ毛でも扱いやすい髪型や扱いやすくする方法がわかれば毎日のストレスが少しでも緩和されますよね。
そこで今回は、
- くせ毛について
- くせ毛正しい扱い方
- くせ毛男性にオススメの髪型
についてお話しさせていただきたいと思います。
くせ毛の扱いにお悩みの男性は是非参考にしてみてください。
目次
天然パーマ とはそもそも何?
そもそも天然パーマとはどういうものなのでしょうか?
天然のパーマ、その言葉通り、パーマをかけていないのに毛髪が縮れている髪の毛(髪質)を指します。
美容院でかけるパーマと違い、自然にくるくると縮毛やウェーブ状であることから天然パーマと呼ばれています。
もちろん全員が生まれつきの天然パーマとは限らず、年齢を重ねる毎にカールやうねりが強くなる可能性もあります。
幼少期は直毛だったのに、中学高校と年をとる毎に髪がうねり出す男性も多いです。
さらに年齢を重ねると髪の毛の水分量の変化によってもうねりが生じる場合があります。
天然パーマになってしまう原因とは?
天然パーマになる原因は先天性要因と後天性要因の大きく2種類ありますが、その原因のほとんどが先天性要因と言われる「遺伝」によるものとされています。
天然パーマは子供に引き継がれやすい優性遺伝とされているため、70~90%の確率で子供に遺伝してしまう可能性があります。
とはいえ元々は直毛だったのに年齢を重ねるに連れてクセが出てきたという男性もいるはずです。
その場合はもう一方の後天性要因が関係していると考えられ、その内容としては以下のものが挙げられます。
- ホルモンバランスの変化
- 生活習慣の乱れ
- 髪のダメージ
- ストレス
- 頭皮や髪の乾燥
- 毛穴の詰まりや歪み
先天性の要因である遺伝はどうしようもない部分がありますが、そのほかの原因として考えられている後天性要因は日々の生活の中で改善できるものもあります。
原因と対策についてはこちらの記事に詳しくまとめてありますので是非参考にしてみてください。
天然パーマの正しい扱い方
天然パーマは普段のケアやちょっとしたポイントを押さえたケアの仕方で扱いやすさが変わってきます。
ここでは天然パーマの上手な扱い方についてお話ししていきます。
天然パーマの正しい扱い方①トリートメントを使って保湿
くせ毛というのはもともと髪の水分量が少なく乾燥し傷みやすいという難点があります。
さらに傷んだ髪のキューティクルが剥がれている状態だと、湿気を取り込んでしまい、くせが強く出やすくなります。
雨の日は湿度が高い日に広がりやすいのはこのためです。
そこで重要なのは普段からトリートメントなどで髪の毛の保湿を行い、毛髪内の水分をなるべく均一にするということです。
男性にとってトリートメントといと髪の毛の長い女性が使うもの、カラーやパーマで髪の毛が傷んでしまっている方が使うものというイメージからかあまり馴染みがないという方もいるかと思います。
もちろんそういった方にも効果的である反面、カラーやパーマをしていないショートスタイルのくせ毛の男性にも効果的なものになります。
トリートメントには洗い流すタイプのものと洗い流さないタイプのものの2種類あります。
シャンプーをした後になじませ、少し時間をおいて成分を浸透させてから洗い流すタイプのトリートメントは髪の内側と外側から髪をケアするので、より浸透しやすく、トリートメント効果が高くなります。
一方でタオルドライの後につけてなじませる洗い流さないタイプのトリートメントはコーティング効果が強いので、外部補修効果が高く流さない分より手軽に髪をお手入れすることができます。
くせ毛の男性に効果的なトリートメントについてはこちらの記事に詳しくまとめてありますので是非参考にしてみてください。
天然パーマの正しい扱い方②シャンプー選びとその手順
くせ毛の原因のひとつ「毛穴のゆがみ」というものがあります。
これは毛穴に汚れが詰まることにで悪化する場合もあるため毛穴を積極的にケアをするのに効果的なプシャンプーを選び、いつでも清潔な毛穴を保ちましょう。
とはいえ洗浄成分が強すぎるシャンプーを選ぶことで髪の毛の水分や油分を必要以上に奪ってしまう場合があります。
シャンプー選びのポイントは適度な洗浄成分と、髪に潤いを補う保湿成分が含まれているものを選ぶことが効果的です。
シャンプーの成分についてはこちらの記事も参考にしてみてください。
またシャンプーの洗浄成分や保湿成分の効果をより高めるためにはシャンプー方法や手順も重要になってきます。
以下の5つの手順を参考にしてみてください。
<①予洗いは丁寧に>
予洗いとは、シャンプーの前にお湯でしっかりと頭を洗うことです。
シャンプーの前に予洗いを丁寧にすることで、大体の汚れを落とすことができます。
髪をただ濡らすのではなく、頭皮を汚れを落とすイメージで時間をかけてお湯洗いをしましょう。
この時の温度は体温に近い温度(36〜38度)が効果的です。
<②シャンプーをしっかりと泡立て優しく洗う>
500円玉ほどの大きさのシャンプーを手に取りしっかりと泡立てます。
泡立ちが少ないと髪の毛同士が摩擦によってダメージを受けやすくなってしまうため泡のクッションで髪を優しく包み込むイメージです。
またシャンプーの洗浄成分は頭皮や髪の汚れを落とすものではありますが刺激物であることに違いはりません。
シャンプーの原液を頭皮にそのままつけてしまうと頭皮にダメージを与えてしまう場合もあります。
また洗う際は刺激に弱い髪や頭皮をに対し爪を立てながらゴシゴシ洗ってしまうとダメージにも繋がってしまいます。
指の腹で、優しく頭皮をマッサージするように円を描きながら洗いましょう。
<③しっかりとすすぐ>
熱いお湯でシャンプーを洗い流すと、必要な頭皮の皮脂まで流してしまう可能性があります。
予洗いの時同様に少しぬるま湯(36〜38度)で洗い残しがないようしっかりとすすぎましょう。
洗い残しがあると頭皮にシャンプーに含まれる添加物が残留し毛穴詰まりの原因になります。
これにとって頭皮環境が悪化し抜け毛の増加や薄毛につながる可能性があります。
天然パーマの正しい扱い方③ドライヤーを効果的に使う
シャンプーの後、髪の毛を自然乾燥ではなくしっかりとドライヤーで乾かしてから寝るようにしましょう。
濡れている髪の毛を放置しておくとさらに髪の乾燥が加速してしまい、クセが強くでてしまう原因になります。
また、スタイリングをする前はクセの気になる部分を一度濡らしドライヤーでクセを伸ばし形を整えてからするだけでもスタイルのもちは大きく変わります。
髪の毛というのは濡れている状態から乾く時に形が作られるという性質があります。
まず髪を濡らし、気になるクセの部分は少し引っ張りながら温風を当てます。
ほぼ乾いたなという状態になったら冷風を当てることで形がキープされさらにツヤ感が増します。
天然パーマを生かすメンズの髪型
天然パーマのせいで髪型が決まらない、広がって収まりが効かないというお悩みを持つ男性もいるかと思います。
とはいえ天然パーマというのはその人自身が持つ武器であり個性です。
扱いづらい部分と動きやボリュームが欲しい部分を上手くカットでコントロールすることで、直毛の男性にはできない髪型にすることができます。
ここではお客様の実例に基づいてご紹介していきたいと思います。
天然パーマを生かすメンズの髪型【お客様実例①】
<before>
【髪質データ】
- 髪質はやや硬め、太め
- 毛量多め
- 襟足、生え際に強いクセあり
- 乾燥毛
こちらのお客様は毛量が多いくせ毛のお客様。
特にもみあげ周りや襟足部分にクセがあり少し伸びてくると扱いづらく散らかった印象に。
必要な部分だけを削り毛量を調整することでスッキリとした自然な柔らかさと動きのあるスタイルにしていきます。
<after>
スタイリングがしづらくクセが強く出やすいもみあげや周りや襟足部分はクセが気にならない程度に刈り上げます。
毛量の多いハチ上、トップには長さを調整することで立ち上がりやすさを、量感は適度に取ることで柔らかく動きが出しやすいように仕上げました。
ジェルやツヤ感のあるグリースやワックスをさっとつけることで爽やか且つ清潔感おある印象に。
天然パーマを生かすメンズの髪型【お客様実例②】
<before>
【髪質データ】
- 髪質はやや硬め、細め
- 毛量多め
- 襟足やもみあげ周りほ直毛でボリュームが出やすい
- ハチ上からトップにかけて乾いた時にゆるくクセが出る
こちらのお客様は襟足部分の生えグセが強く、真横に生えているため伸びてくるとボリューを抑えることができないとのこと。
全体的には乾くとゆるく大きなカールやボリュームが出るためクセを生かしたスタイリングが出るようなカットをご希望されています。
<after>
一見パーマをかけたのではないか?と思われるかもしれませんが、クセを生かしたカットとスタイリングで仕上げたスタイルになります。
乾いた状態で大きく出るカールは長すぎたり毛量が多すぎたりすると扱いづらいのが難点ですが、動きやすいように長さと毛量を調整することでスタイリングを揉み込むだけでパーマをかけたような質感になります。
また、耳周りはツーブロックにし襟足部分は刈り上げることで横から見た時に理想的なひし形シルエットになるようにバランスをとりました。
クセが気になる男性の場合、なるべく広がらずクセが出ないようにスタイリングしようとしがちですが、メリハリのあるバランスとシルエットにすることでクセによる動きをパーマのような質感に仕上げることができます。
まとめ
今回は天然パーマに困っている男性に向けた、くせ毛の正しい扱い方やオススメのスタイルを紹介させていただいました。
天然パーマをコンプレックスに感じたり弱点と捉える男性もいるかもしれませんが日々の正しいケアの仕方やちょっとしたポイントを意識するだけで収まりのいい扱いやすい状態にすることができます。
クセの扱いが難しい部分は短く刈り上げることで清潔感を演出することができる上、クセが気になる部分はカットの仕方で自然な動きやパーマのような質感に仕上げることができます。
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加藤亮平
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