シャンプーで注意するべき成分とは?男性の薄毛はシャンプーで変わる
Last Updated on 2021年2月24日 by himeoryon-67
こんにちは。
青山にて美容師をやっております加藤亮平と申します。
突然ですが普段使っているシャンプーはどんなものでしょうか?
価格や香りはもちろん、泡立ちや使用感など人によって選ぶ基準は様々かと思いますが洗浄成分としてどんなものが含まれているかによって頭皮環境は大きく変わります。
清潔にするはずのシャンプーですがもしかすると今使っているシャンプーによって頭皮環境や髪の毛の状態を悪化させている可能性があります。
そこで今回は、
- 男性が注意するべき成分
- おすすめする成分
- シャンプーによる頭皮への悪影響
についてお話ししていきたいと思います。
注意するべき成分を知ることでシャンプーを選ぶ際の目安にしていきましょう。
シャンプーによる頭皮への影響とは?
シャンプーは頭皮や髪の毛についた汗や皮脂を落とし清潔にするためのものです。
男性であればシャンプーをすることによって頭皮を健やかに保ち薄毛や抜け毛を少しでも防ぎたいたいと思うはずですよね。
とはいえ間違ったシャンプーを選んでしまうことで頭皮に必要な皮脂を過剰に落としてしまい乾燥や炎症を招いた結果、頭皮環境を悪化させてしまう場合もあります。
シャンプーを選ぶ基準は様々ありますが、薄毛や抜け毛など男性特有の悩みについて気になり始めた男性であればどんな成分が含まれるかということを知る必要があります。
正しい成分と注意するべき成分を知りことが薄毛と抜け毛を予防する第一歩です。
男性が注意するべきシャンプーの成分
ここでは男性が特に注意するべきシャンプーに含まれる成分をいくつかご紹介していきます。
主に注意すべきはドラッグストアで購入できる多くのシャンプーに含まれている「高級アルコール系」と言われる洗浄成分であったり、多くの方に馴染みのある「シリコン」です。
<①ラウレス硫酸ナトリウム>
ラウレス硫酸ナトリウムはドラッグストアで購入で購入できるシャンプーに最も多く含まれる「高級アルコール系」と呼ばれる洗浄成分です。
特徴としては以下のものが挙げられます。
- 洗浄力の強さ
- 泡立ちの良さ
- 安価である
しっかりと汚れを落とすことができて泡立ちがよく、そして安いということはいいのではないかと思いますよね。
問題はその洗浄力の高さです。
脱脂力が強すぎるあまり頭皮に必要な皮脂までごっそり洗い流してしまうことで頭皮のバリア機能を低下させます。
それによって頭皮が乾燥しフケやかゆみ、炎症を引き起こします。
頭皮が乾燥気味の方や敏感肌の方は注意が必要です。
<②ラウリル硫酸ナトリウム>
ラウレス硫酸ナトリウムと同じ特徴を持ち、高級アルコール系に分類されるのがラウリル硫酸ナトリウムです。
同じく脱脂力が強く頭皮環境を悪化させてしまう可能性があるのですが、ラウレス硫酸ナトリウムとは何が違うのか。
一番の違いはその分子の大きさです。
ラウリル硫酸ナトリウムは分子量が小さいため毛穴から浸透しやすく経皮毒を引き起こす要因とされています。
ラウレス硫酸ナトリウム同様洗浄力が強いためフケやかゆみ、炎症を引き起こす危険があります。
薄毛や抜け毛が心配な方は注意をしましょう。
<③シリコン>
髪にツヤを与え指通りをよくする効果のある「シリコン」ですが、しっかり洗い流さないと毛穴に詰まってしまい髪の成長を妨げます。
また、髪に残留することでカラーやパーマの施術において染まりにくい、かかりにくいなどの障害が出てきます。
シリコンそのものが悪いというわけではないのですがシリコンを入れないといけない洗浄成分を使っているということが問題です。
強い脱脂力を持つ洗浄成分は頭皮だけでなく髪の毛のパサつきやごわつきの原因になってしまうため保湿成分として「シリコン」が多く含まれています。
「シリコン」は成分表上の記載では「ジメチコン」「アモジメチコン」という記載されているので参考にしてみてください。
最近人気の「ノンシリコンシャンプー」についてはこちらです。
<④防腐剤>
シャンプーは主成分が水であるということと、高温多湿で補間されることが多いため防腐剤は不可欠です。
とはいえ防腐剤には石油系・合成防腐剤と天然由来の防腐剤と2種類あり、頭皮環境を悪化させるものも存在します。
石油系・合成防腐剤はコストを抑え安定しやすく長期保存に適している反面、高い殺菌力が肌内部まで浸透すると必要な菌まで殺してしまって、バリア機能を低下させるというリスクがあります。
それとは対照的にヒノキシオール、ティーツリーなど殺菌効果が高い植物エキスを配合し防腐剤代わりの原材料としている天然由来の防腐剤は殺菌効果はもちろん肌荒れ防止効果も期待することができます。
注意すべき防腐剤は以下のものです。
- パラペン
- 安息香酸
- サリチル酸
<⑤合成香料>
シャンプーを選ぶ一つの基準に香りがあります。
毎日使うシャンプーであればこだわりたいポイントではありますが、香料として使われるものが合成香料なのか天然香料なのかで頭皮環境は変わってきます。
合成香料も化学物質の一種なので、シャンプーする度に髪や頭皮から吸収され内部に蓄積されていきます。
化学物質が体内に蓄積されるとそれを分解するために多くの酵素を必要とします。
これによって免疫力の低下や体温の低下など健康被害につながるリスクが考えられます。
また、合成香料は肌に対してのアレルギー反応が出やすくかゆみやかぶれ、炎症を引き起こす原因になることがあります。
頭皮環境の悪化は薄毛や抜け毛につながる要因であるため香りにも注意をしましょう。
注意すべき合成香料は以下のものです。
- イソオイゲノール
- オイゲノール
- 安息香酸
- 桂皮アルコール
- 桂皮アルデヒト
男性が選ぶべきシャンプーの成分
頭皮のフケやかゆみハリコシやボリューム、男性にとってセンシティブな問題である抜け毛や薄毛は多くの方が抱える悩みです。
これらの問題を解決するためには頭皮環境を健やかに保つことが重要です。
男性は女性に比べ皮脂の分泌量が多く、メンズ用のスタイリング剤も油分が多く含まれているためしっかりとした洗浄成分が必要になってきます。
とはいえ強すぎる洗浄成分では逆に頭皮環境を悪化させてしまいます。
オススメなのは程よい洗浄力と保湿力を併せ持つ「アミノ酸系シャンプー」や「ベタイン系シャンプー」です。
頭皮に必要な皮脂は残しつつマイルドにしっとりと洗い上げてくれるため多くの男性が安心して使うことができます。
「アミノ酸系シャンプー」の成分表示には、グルタミン酸〜、アラニン〜、グリシン〜などの表記があります。
「ベタイン系シャンプー」の成分表示にはベタインと書かれているためわかりやすいかと思います。
洗浄成分(界面活性剤)についてはこちらの記事に詳しくまとめてありますので是非参考にしてみてください。
まとめ
今回はシャンプーを選ぶ際に注意するべき成分についてお話しさせていただきました。
最後に注意すべき成分をまとめます。
- ラウレス硫酸ナトリウム(高級アルコール系)
- ラウリル硫酸ナトリウム(高級アルコール系)
- シリコン(ジメチコン、アモジメチコン)
- 合成防腐剤(パラペン、安息香酸、サリチル酸)
- 合成香料(イソオイゲノール、オイゲノール、安息香酸など)
以上のものが入ったシャンプーを避けることが薄毛や抜け毛をふせぐ第一歩です。
シャンプーを選ぶ際は成分表示をチェックしてみてください。
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加藤亮平
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