危険な抜け毛を見分けるポイントとシャンプーでできる対策方法とは?
Last Updated on 2020年12月28日 by himeoryon-67
こんにちは。
青山にて美容師をやっております加藤亮平と申します。
シャンプーをしていて以前より抜け毛が気になるようなったと悩む男性もいるかと思います。
1日に100前後抜けると言われる髪の毛ですが、人と比較して自分は抜け毛が多い方なのかわからないですよね。
そこで今回は、
- 抜け毛の原因
- 異常な抜け毛の特徴
- 抜け毛に効果的なシャンプー
についてお話していきたいと思います。
最近抜け毛が気になり始めた方もそうでない方も、男性はぜひチェックしてみてください。
抜け毛の原因とは?
抜け毛には様々な原因によるものがあります。
抜け毛のチェックをする前にその原因からお話していきます。
<①加齢によるもの>
加齢により動脈硬化などが原因で血流が悪くなったり血中コレステロールが高まったりすることで髪の毛の成長に影響を及ぼしたり抜け毛の原因になります。
また、加齢に伴い髪の成長に関わる細胞の働きも悪くなり、髪が細くなったり、新しい髪が生えなくなったりします。
<②遺伝によるもの>
遺伝によって薄毛のなりやすさに差があるかもしれませが、必ず薄毛になるということではありません。
薄毛になりやすいというリスクは多少あるかもしれませんが様々な対策をすることで回避できる可能性があります。
<③栄養バランスの偏り>
偏った栄養の食事では髪の毛の成長に必要な栄養素を補うことができません。
特に脂肪分の高いものばかり摂取していると華光が悪くなり栄養が行き渡りづらくなってしまいます。
また、髪の毛の成長に必要不可欠な亜鉛は体内で作ることができないため積極的に摂取しましょう。
薄毛・抜け毛と亜鉛の関係性はこちらの記事をご覧ください。
<④睡眠不足>
髪の毛は寝ている間に育ちます。
睡眠中は昼間のダメージを修復するだけでなく髪を生み出す毛母細胞の分裂が盛んになります。
これがゴールデンタイムと言われる夜10時から翌2時の間で、この時間帯は成長ホルモンの分泌も盛んになります。
この時間帯に深い睡眠であるノンレム睡眠に到達することが睡眠不足の解消、つまり良質な睡眠が取れているということです。
<⑤ストレス>
ストレスがたまると、自律神経が乱れ、血管が収縮し、頭皮に血液がうまく運ばれなくなってしまいます。
このように血行不良の状態になると髪に栄養や酸素が十分に行き渡らなくなるため、抜け毛の原因となり、さらには新たに生えてくる髪の毛も、十分に成長しないまま抜け落ちてしまいます。
またストレスを感じることで体内に活性酸素が発生します。
活性酸素は廊下を加速させるとともに毛根を刺激するジヒドロテストステロンを発生させAGAにつながる危険もあります。
<⑥過度な飲酒と喫煙>
アルコールは肝臓で分解されると「アセトアルデヒド」という有害物質を生成します。
沢山お酒を飲んだ次の日に二日酔いになるのはこのアセトアルデヒドが原因です。
体の中ではこのアセトアルデヒドを分解するために亜鉛が多く使われます。
亜鉛というのは髪の毛の成長に必要不可欠な物質です。
髪の成長に必要な亜鉛がアルコールを大量に摂取することで体内で不足し髪の毛の成長に影響を及ぼし薄毛や抜け毛の原因となります。
アルコールと髪の毛の関係性はこちらの記事もあわせてご覧下さい。
また、タバコに含まれるニコチンが自律神経のバランスを崩し汗や皮脂を分泌させ毛穴を詰まらせる原因になります。
また、ニコチンは血管を収縮させ血行不良を招きます。
血行不良に陥ると髪の毛の成長に必要な栄養分を毛根に行き渡らせることができません。
喫煙も抜け毛や薄毛を誘発する原因の1つです。
タバコを吸われている男性はこちらの記事もご覧ください。
<⑦男性ホルモンによる影響>
男性ホルモンの一種である「テストロン」が還元酵素である「5αリアクターゼ」と結びつくことによってさらに活性化した「ジヒドロテストステロン」という物質に変化します。
このジヒドロテストステロンが毛根を刺激し、成長を妨げることでヘアサイクルを乱すことで抜け毛の原因になります。
<⑧間違ったシャンプーと洗い方>
自身の頭皮環境に合わないシャンプーを使っている方や間違ったシャンプーの仕方をしていると、清潔にするためにしっかり洗っているようでも逆に頭皮環境を悪化させている可能性があります。
- 正しいシャンプーを選ぶこと
- 正しい手順でシャンプーをすること
この2点が毎日できる重要な薄毛・抜け毛対策になります。
正しいシャンプーの手順についてはこちらを参考にしてみてください。
異常な抜け毛の特徴
髪の毛は通常であれば1日に100ほど抜け落ちます。
それ以上抜け落ちている、最近抜け毛がひどいと感じる方は髪の毛の成長期が短くなり、多くが育ちきらないうちに抜けてしまている恐れがあります。
これら、本来抜け落ちなくていい髪の毛と抜けるべき髪の毛はどう見分ければいいのか。
その特徴についてお話ししていきます。
<ポイント①>
抜けた髪の毛の毛根をみてください。
自然脱毛の髪の毛は、毛根が黒→根本へと次第に白くなっており、マッチ棒のように丸くふくらんでいます。
しかし、色が全体的に白い(触るとベタベタする)、色が全体的に黒い、形が尖っている、形にくびれがない、先からしっぽのようなものが出ているというような毛髪は、何らかのトラブルが原因で抜けている可能性があります。
<ポイント②>
自然脱毛の抜け毛には、ある程度の太さがあります。
一方、他の毛に比べて抜けた毛が細く弱々しい、短いというような場合は、しっかりと成長せずに途中で抜けてしまっている証拠です。
<ポイント③>
最後に抜けている本数に注目してみてください。
はじめにお話ししたように1日に抜けても良い髪の本数は、大体100本程度です。
1日の抜け毛が200本を超えていると、“薄毛”の危険性があります。
他にも、ご自分の体感で、排水溝に溜まる毛が増えた、枕にたくさん髪の毛がついている、気がついたらいつも床に髪の毛が落ちているなど、いつもよりたくさん抜けている感じがする場合は抜け毛対策を考えましょう。
抜け毛が気になる男性が使うべきシャンプー
毎日使うシャンプーを自分の頭皮環境にあったものを選ぶということが重要です。
抜け毛が気になる男性が使うべきシャンプーは以下の2点です。
- 適度な洗浄力と保湿力があるもの
- 頭皮をケアする成分が入っているもの
この2つに注意して選ぶようにしましょう。
<①適度な洗浄力と保湿力があるものを選ぶ>
健康な髪の毛を育てるためには、柔らかくみずみずしい頭皮環境を保つことが重要です。
このために頭皮の汚れをしっかりと落としながら、適度に皮脂を残せるシャンプーを選びましょう。
皮脂や汚れがきになるからと1日に何度も洗ったり、洗浄力の強いシャンプーを使う方もいるかもしれませんが、これだと皮脂が必要以上に取り除かれて、頭皮が乾燥してしまいます。
逆に乾燥を状態になることで頭皮が過剰に皮脂を出してしまい、逆にベタつく原因にもなります。
洗浄力の強さを決めるのは、洗浄成分である界面活性剤です。
主な界面活性剤には「せっけん系」、「高級アルコール系」、「アミノ酸系」の3つがあります。
他の2つに比べて適度な洗浄成分と程よい保湿力を併せ持つのが「アミノ酸系」を選ぶことで頭皮環境を健やかに保つことができます。
男性が知っておくべき界面活性剤の基礎て知識についてはこちらの記事をご覧ください。
<②頭皮をケアする成分が入っているものを選ぶ>
抜け毛が気になる方は「スカルプシャンプー」と呼ばれるものを使いましょう。
スカルプシャンプーとは、頭皮(スカルプ)のことを第一に考えて作られたシャンプーで、シャンプーの基本となる「洗浄=髪や頭皮を洗う」という役割に加えて、「頭皮を健やかに保つ」機能を持っているのが特徴です。
中でも、「薬用=医薬部外品」のスカルプシャンプーは、有効成分が配合されていて頭皮を健康に保つために必要な皮脂を残しながら汚れをしっかり落とし、頭皮にうるおいを与えて肌を保湿・柔らかく保つなど、頭皮環境を整える効果が期待できます。
まとめ
抜け毛が気になる男性は抜けている本数や抜けた髪の毛の毛根に注目してみてください。
上記でお話ししたようなポイントに当てはまるようなら注意が必要です。
抜け毛を防ぐために正しいシャンプーを使うことで頭皮環境を正常に整えることが薄毛にならないための第一歩です。
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加藤亮平
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