頭の形は髪型で変える!絶壁に悩む男性は刈り上げがおすすめ【実例】
Last Updated on 2022年8月3日 by himeoryon-67
こんにちは。
青山・表参道エリアにてメンズ専門美容師をやっております加藤と申します。
「横から見たときの頭の形がいつもいい感じにならない」
こんな風に横から見たときに後頭部がペタンと潰れてしまうと悩んでいる男性もいるのではないでしょうか?
対策として定期的にパーマをかけたり、毎日スタイリングに時間をかけるのも少し手間に感じてしまいますよね?
とはいえここで注意したいのがなぜ後頭部が潰れてしまうのか？、という理由です。
もちろんそもそも頭の形が直線的な絶壁頭の男性もいるかも知れませんが、そうでない男性というのは実はいらっしゃいます。
その原因を知り対策をすることでカットだけで劇的に頭の形を変えることは可能性です。
そこで今回は、時間や手間のかかるスタイリングやパーマがいらない、カットだけで頭の形が決まる絶壁解消法についてお客様の実例を交えてご紹介させていただきます。
絶壁頭ではないのに後頭部がペタンと潰れてしまう絶壁頭に悩む男性はぜひ参考にしてみてください。
目次
絶壁とはそもそもどんな頭の形なのか?
まず絶壁とはどんな頭の形なのかということから解説していきます。
絶壁とは頭のてっぺんから首筋付近にかけて触った時に後頭部にふくらみがなく、ストンとした形になっているのが特徴です。
頭の形というのは横から見た時にひし形のシルエットに見えるのが理想とされてるのですが、絶壁の場合は横から見たときに後頭部に自然な膨らみがないためストンとした直線的な印象になってしまうのが難点です。
特に男性の場合、一般的にショートスタイルの方が多いため、髪型によっては頭の形がはっきりと出てしまいます。
横から見たときに自然なボリュームを作るため、つむじ周りにパーマをかけてボリュームが出るようにしている男性や毎日時間をかけてスタイリングをしているという男性もいるかと思います。
とはいえなかなか美容院に行く時間を捻出できなかったり、朝の忙しい時間の中でヘアセットに時間をかけることが出来ないという男性も少なくありません。
絶壁頭によって頭の形に悩む男性は多くいらっしゃいます。
髪型によって絶壁に見えてしまっている可能性がある
日本人に多いとされている絶壁頭ですが、もちろん頭の形自体が絶壁という男性もいらっしゃいます。
とはいえ実はそうではない場合もあります。
例えば髪の毛が直毛の男性やつむじが少し後ろ寄りにある場合であったり、前回のカットから時間が経ってしまっていることで頭の重さで後頭部が潰れてしまっている方も少なくありません。
つまり、本来絶壁ではないのに髪質や髪型によって絶壁に見えてしまっているという男性がいらっしゃるということです。
髪型や髪質のせいで絶壁に見えてしまっている男性の特徴は以下の点です。
- 髪の毛が細めで直毛の方
- つむじが後ろ寄りにある方
- 襟足部分に強い生えグセがある方
- 前回のカットから時間がかなり経っている方
頭の形が絶壁頭の男性だけでなく、これらが原因によって絶壁に見えてしまっている男性は刈り上げを組み合わせたカットで頭の形を劇的に変えることができます。
絶壁を解消する刈り上げスタイル【お客様実例】
ここでは絶壁に見えるシルエットを解消する刈り上げスタイルを、お客様の実例をもとに解説していきたいと思います。
本来絶壁ではなく、髪質や髪型によって絶壁に見える頭の形はカットで理想的なひし形シルエットを作ることができます。
絶壁を解消する刈り上げスタイル〜①髪質が細く直毛の男性〜
＜before＞
【お客様の髪質データ】
- 直毛
- 髪の太さ：やや細め
- 襟足の生えグセが強い
- 毛量多め
こちらのお客様は絶壁ではないものの髪質や毛量によって後頭部が直線的でペタンとして見えるのがお悩み。
また、全体的にハリコシが強いためハチ周りが広がって見えてしまっています。
＜after＞
毛量による重みと細めの髪質によって潰れやすくストンと直線的に見えていた後頭部を自然な丸みが出るようにしています。
先ず、つむじ回りは自然なボリューム感が出る長さにカットします。
次に、強い生えグセのあった襟足部分を角度をつけて刈り上げ、つむじ回りから落ちてくるトップと繋げることで本来の頭の形である理想的な丸みが出るようになります。
トップから前髪にかけては元々のハリコシが活きるように自然な立ち上がりが出る長さにカットすることで、全体的に縦の高さを出していきます。
そうすることで強いハリコシによるハチ周りのボリューム感も抑えることができます。
生えグセと髪質をカットで活かすことで理想的なひし形のシルエットを作ることができます。
絶壁を解消する刈り上げスタイル〜②つむじが後ろ寄りにある男性〜
＜before＞
【お客様の髪質データ】
- 直毛
- 髪の太さ：細い
- 襟足の生えグセ強い
- つむじが後ろ寄りにある
こちらのお客様は髪質とつむじの位置によって自然な丸みが出ないのがお悩み。
また、襟足部分に強い生えグセありボリュームが出ることで後頭部が直線的な印象になってしまっています。
＜after＞
別れてしまいやすいつむじ回りは長すぎると重さで別れやすくなり、短すぎても軽さで別れてしまいます。
自然な丸みが出やすい長さに揃えつつ、重さによってパカっと別れてしまわないような長さに設定してカットします。
また、強い生えグセがあった襟足部分はボリュームが出てしまうためスッキリと刈り上げスタイルに。
あまり高い位置まで刈り上げてしまうとつむじ周りの髪の毛との馴染みが悪くなってしまうためあまり高い位置までは刈り上げないようにしました。
そうすることでつむじ回りから襟足にかけて自然な丸みを作ることができます。
全体的には短くしたくないけれど後頭部を綺麗に見せたい大人の男性にオススメの刈り上げスタイルです。
絶壁を解消する刈り上げスタイル〜③襟足部分に強い生えクセがある男性〜
＜before＞
【お客様の髪質データ】
- 直毛
- 毛量多め
- 髪の太さ：やや太め
- 襟足部分が真横に生えている
太めの直毛で毛量が多いため全体的に膨らみやすいのがお悩みの男性。
特に襟足の生え際部分が真横に生えているため1ヶ月ほどで浮いてきてしまいます。
これによって後ろから見たときに首回りが詰まった印象に。
＜after＞
襟足は借り上げることでボリュームを落としくびれを作ります。
トップはつむじ周りから自然な丸みが出るような長さにカットし襟足部分と自然につないでいきます。
つむじの位置が頭のてっぺんよりやや後ろより (自然な位置)にあるため刈り上げる買う度と高さを調整することで様々なシルエットを作ることも可能です。
ハチ上からトップにかけては立ち上がりすぎず自然な毛流れが出るようにするとスーツスタイルにも似合わせることが出来ます。
絶壁を解消する刈り上げスタイル〜④前回のカットから時間が経っている男性〜
＜before＞
【お客様の髪質データ】
- 直毛
- 毛量多め
- ハリコシ強め
- 髪の太さ：普通
前回のカットから4ヶ月ほど経ってご来店のお客様。
ハリコシの強い直毛のため後ろから見たときに横に広がってしまっています。
また、前回のカットから時間が経ってしまったことでつむじ回りの髪の毛が長くなり重みでストンと潰れ直線的な印象になってしまっています。
＜after＞
伸びきって重さで潰れてしまった後頭部に自然な丸みを持たせるため、つむじ回りの髪の毛を自然にボリュームが出やすい長さに整えます。
ハリコシがあるためあまり短くしすぎないよう少し長めに設定します。
少し生えグセの強い襟足を角度をつけて刈り上げ、トップとつなげます。
そうすることで襟足がくびれ、横から見たときに頭本来の形がしっかりと出るようになります。
サイドはツーブロックにしボリュームを抑え、トップは自然に立ち上がるようにすることで後ろから見たときにひし形のシルエットになるようになります。
まとめ
今回は本来絶壁頭ではないのに、髪質や髪型によって絶壁に見えてしまっている場合の対策方法についてお話しさせていただきました。
もちろんパーアマをかけたりスタイリングに時間をかけることで頭の形は補正することが出来ます。
とはいえ頭の形というのは髪質や生えグセをコントロールし、刈り上げと組み合わせたカットで劇的に印象を変えることが出来jます。
頭の形に悩んでいる男性で、パーマや日々のスタイリングのに煩わしさを感じいる男性の参考になれば幸いです。
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