剛毛で髪型に悩むメンズ必見!刈り上げをお勧めする理由と改善方法
Last Updated on 2022年4月30日 by himeoryon-67
こんにちは。
青山・表参道エリアにてメンズ専門美容師をやっております加藤亮平と申します。
「カットしてもすぐに重たくなるしスタイリングしてもすぐに広がってしまう。」
こんな風に美容院にでカットしてからまだそんなに日にちも経っていないのに髪の毛の扱いづらさを感じている男性もいらっしゃるのではないでしょうか?
とはいえすぐに切りに行くのも面倒だし、お金もかかってしまう。
何か対策方法や持ちの良い髪型があれば知りたいところですよね。
もしかしたらその扱いづらさは剛毛によることが原因である可能性もあります。
そこで今回は、
- 剛毛な髪の特徴と見分け方
- 剛毛な髪の対策方法
- 剛毛な髪におすすめの髪型
についてお話ししていきたいと思います。
ここでは髪の毛の硬い方がご自身でもできる対策方法からおすすめの髪型、美容院での注文の仕方についてご紹介していきます。
目次
剛毛で髪型に悩むメンズの特徴と見分け方
そもそも剛毛な髪というのはどんな髪の毛のことを指すのでしょうか?
結論から言うとその見分け方や特徴には大きく3つあります。
- 髪の毛一本一本が硬くて丈夫
- 髪の毛が太くハリコシがある
- 髪の毛の量が多い
髪の毛の表面は、タンパク質を主成分とする「キューティクル」に呼ばれるものが何層にもうろこ状に重なりながら覆われています。
剛毛というのは、そのキューティクルがしっかりと詰まっていて隙間がなく、タンパク質同士の結びつきが強い髪の毛のことを指しています。
これによって固かったり太かったり、さらにはハリコシが出てしまうことでまとまりの悪さや膨らみの原因になってしまいます。
ちなみに「剛毛」の反対は、髪の毛が細くて柔らかい「軟毛」です。
軟毛の方は硬毛の方と違ってボリュームが出づらく動きが出づらいなどの特徴があります。
自分でチェックする場合の簡単な方法としては髪の毛1本の両端を持って水平にして、片手を離してみましょう。
もしも髪の毛がそのまま水平を保っているならば剛毛であり、下に下がるなら軟毛といえるでしょう。
また、両端を持って引っ張ってみたときに切れるようなら剛毛、伸びるようなら軟毛であり、指に毛髪をくるくる絡めたときに指を抜いてすぐにまっすぐに伸びるようなら剛毛、しばらくそのままの形状なら軟毛です。
ぜひ一度チェックをしてみてください。
剛毛な髪に悩むメンズに勧める対策方法
スタイリングのし辛さや扱いづらさ、無駄なボリュームに悩む男性はどうしたらいいのでしょうか?
ここでは剛毛な方にお勧めする対策方法を5つご紹介していきます。
<髪の量を減らす(すく)>
髪をすき、量を減らすことによって、髪と髪の間に空間が生まれます。
そうすることによっての質感や密度を調節することができ髪を柔らかく見せたり、髪を動かしやすくなったりします。
とはいえ注意しなければいけないのはすきすぎることです。
確かに髪の毛は量を減らすことで軽さや柔らかさ、動きが出やすくなります。
ですが減らしすごいることによって逆にまとまりが悪くなってしまったりすぐにボリュームを感じやすくなる原因になります。
また、すきすぎることでツヤ感がなくなってしまったりパサついた印象に見えてしまうこともあります。
量をすく時は美容師さんと相談しながら適度にすいてもらうようにしましょう。
髪の量をすくメリット・デメリットについてはこちらの記事に詳しくまとめてありますので是非参考にしてみてください。
<パーマをかける>
剛毛の方は生えてくる髪が硬いことによってスタイリング剤を使っても動きが出にくい場合が多くあります。
そのためくせ毛や動きのある髪にしたいなら、パーマをかけてみることもお勧めします。
とはいえパーマをかける際には注意する点があります。
パーマは毛先に動きやカールをつけるものではあるものの、ボリュームを出すものでもあります。
間違ったパーマをかけてしまうと剛毛に加えてパーマによるボリューム感が出てしまいさらに扱いがむずくなってしまう場合もあります。
また、パーマというのはそもそも本来まっすぐなものを化学変化によって人工的に曲げる技術です。
とはいえ髪の毛は時間が経つと本来の状態に戻ろうとするため、その過程でところどころがとれてしまったりかかっていたりなどムラが生じてしまいます。
要するに薬剤によって負担がかかってしまった髪の毛が時間が経って乾燥してひび割れのような状態になってしまうため「髪のダメージ」と上手く付き合っていく必要があります。
定期的な美容院でのトリートメントや自宅でのヘアケアなど、乾燥やダメージによるパサつきやごわつきにも注意をしていきましょう。
初めてパーマに挑戦する男性はこちらの記事も是非参考にしてみてください。
<シャンプーを変えてみる>
毎日のヘアケアとして自宅でのシャンプーは欠かすことができません。
シャンプーは髪の毛の汚れを落とすためのものと思われがちです。
とはいえ正しいものを選び髪の毛の油分量と水分量の調節をすることで髪はまとまりやすくなったり、柔らかい質感になりやすかったりします。
特に剛毛の方がシャンプーを選ぶ際の目安とするべき成分は以下の3つです。
- アミノ酸系洗浄成分配合
- 植物由来のオイル配合
- 保湿成分配合
まとまりのいい髪へと導く「保湿」を軸に、シャンプーを選んでいきましょう。
シャンプーの洗浄成分についてはこちらの記事も是非参考にしてみてください。
<セット力の強いスタイリング剤を使う>
スタイリングをしてもすぐに元に戻ってしまう場合は、ワックスやジェル、グリースなどのスタイリング剤を使う際、「ハード」「ベリーハード」などの記載があるセット力の強い商品を選ぶようにしましょう。
また、スタイリング剤選びは髪質はもちろん髪型に合わせたものを選ぶことが重要です。
スタイリング剤選びに関してはこちらの記事も是非参考にしてみてください。
<定期的にカットする>
剛毛の方はボリュームが出やすく、髪が浮いたりバランスが崩れたりしやすいため、定期的にスタイルをキープするkとをお勧めします。
男性の場合、美容院で髪の毛をカットするタイミングがわからないという方も多くいらっしゃいますが目安となるポイントは以下のです。
- スタイリングがしづらくなった時
- 収まりが悪くなた時
- 髪を乾かすのに時間がかかるようになった時
- 量が増えたと感じた時
一般的なショートスタイルにされている男性の場合、3週間に1回程度カットされることをおすすめします。
とはいえ短期間で美容院に行くには時間もないし費用もかかってしまうと感じる男性もいらっしゃるかと思います。
そんな男性にお勧めする髪のメンテナンスの方法についてはこちらの記事を参考にしてみてください。
剛毛な髪のメンズにおすすめの髪型
剛毛で髪型にお悩みの男性には刈り上げスタイルをお勧めします。
髪の毛が固い剛毛のメンズは髪の毛が立ち上がりやすいという特徴があります。
前髪を立ち上げるアップバングスタイルや、自然に立ち上がるベリーショートスタイル、細かい動きがいらないかきあげスタイルなどにツーブロックやサイドと後頭部を刈り上げることで、トップとのメリハリをつけるスタイルにすることがおすすめです。
また、刈り上げスタイルにすることで髪質を生かしつつ清潔感も同時に演出することができます。
ここではお客様の実例を元に剛毛の男性にお勧めする刈り上げスタイルを紹介していきたいと思います。
剛毛なメンズにお勧めする刈り上げスタイル①〜アップバングスタイル〜
<Before>
このモデルさんの場合髪の毛一本一本ハリコシがあり、トップと前髪が前向かって強く生えています。
また、ハチ周りも両サイドに広がるクセがあり、襟足の生え際部分は浮いてしまう生えグセがあります。
<After>
前に向かって強く生えている前髪は無理に下におろそうとせず自然と立ち上げる長さまで短くカットしていきます。
また、前に強く生えているトップも適度な長さにカットしほどよく量感をとることで自然と立ち上がるようになります。
浮いてしまっていた襟足とサイドに広がるハチ周りを刈り上げと組み合わせることでメリハリを出し、左右後ろから見たときに利用的なひし形のシルエットにしていきます。
直毛でハリコシの強い男性はボリュームが出るサイドと襟足を刈り上げ、トップと前髪の立ち上がりを生かしたアップバングスタイルがお勧めです。
剛毛なメンズにお勧めする刈り上げスタイル②〜ベリーショートスタイル〜
<Before>
こちらのモデルさんの場合、髪の毛一本一本が太くて硬く、全体的にボリュームが出てしまっています。
特にハチ周りのは髪質プラス生えグセも強いためサイドにボリュームが出てしまっています。
<After>
サイドはハチ周り、後頭部はぼんのくぼ上までしっかりと刈り上げます。
そうすることで真横・真後ろに生えてボリュームが出る部分がなくなりすっきりした清潔感のある印象に。
自然に立ち上がるトップのみ長さを残すようにカットすることでスタイリングも簡単なベリーショートな刈り上げスタイルをご提案させていただいました。
トップは自然と立ち上がるのでツヤと束間を出すにはグリースやジェル、ツヤ感のあるワックスを少量をつけましょう。
とはいえ髪質を生かしたスタイルなのでスタイリングも数秒で終わります。
朝スタイリングになかなか時間が取れない男性にもお勧めです。
剛毛なメンズにお勧めする刈り上げスタイル③〜かきあげスタイル〜
<Before>
こちらのモデルさんはつむじ周りの生えグセが強く、中途半端に短くしてしまうとぱかっと分かれてしまいます。
また、襟足部分の生えグセも強くメリハリのない印象です。
<After>
サイドはツーブロックに、後頭部の襟足部分は生えグセが気にならないよう刈り上げトップにつなげます。
前髪からトップを長く残すことでつむじ周りが分かれてしまうことが回避できるだけでなく、細かな動きがいらない自然に流す大人スタイルに仕上げました。
すこし固めのワックスやグリース、ジェルをかき上げるようになじませることでスタイリングも簡単です。
まとめ
今回は剛毛であるかどうかのチェックの仕方、対策方法、お勧めする髪型をお客様の実例を交えてお伝えさせていただきました。
硬くてボリュームのある髪の毛というのはとても扱い物かもしれません。
とはいえその対策方法や剛毛だからこそ似合う髪型があります。
髪の毛の扱いに悩む男性にとって参考になれば幸いです。
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加藤亮平
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