フリーランスで美容師とは?僕がフリーランス美容師になったワケ。
Last Updated on 2020年7月26日 by himeoryon-67
こんにちは!
青山にて美容師をやっております加藤亮平と申します!
今回はフリーランスの美容師についてお話ししていきたいと思います。
美容業界では数年前に比べて割と浸透してきたこのフリーランス美容師。
『フリーランスで美容師って何?』と思われる方もまだまだ多いと思います。
合わせてなぜ僕がフリーランス美容師になったのかもお箸させていただけたらと思います。
美容師の色々な働き方を知るきっかけになっていただけたらと思います!
フリーランス美容師とは?
美容師においても一般的なお仕事のフリーランスと同じで、会社や団体に属さず個人で仕事をしているのがフリーランス美容師です。
美容室の社員としての契約をしている美容師と違って出勤時間、退勤時間等、勤務時間が決まってないため勤務時間も自分で決めることができ、簡単にいうと『店舗を持たない独立』と言われることが多いです。
お店の一角、ひと席・セット面を一面だけを貸してお客様を施術するので『面貸し美容師』とも言われたりしてきましたが、ここ最近ではフリーランス美容師と言われることの方が多くなったように思います。
美容師の中には美容学校を卒業していきなりフリーランスとして活動してる人が出てきたりと、美容業界では浸透しつつあります。
フリーランス美容師のメリット
フリーランスで美容師をやるにあたって、メリットはいくつかあります。
- 一人のお客様をマンツーマンで接客できる
- 自分の納得のいく技術に集中できる
- 一人のお客様にじっくりと時間を使える
- お客様との関係性をより密にできる
- 勤務時間、予約時間を自由に決められる
- 自分の好きなカラー剤、パーマ剤等を使うことができる
- 自分の時間が取りやすくなる
一般的な美容室だと、シャンプーする人、カラーを塗る人、パーマを巻く人、カットをする人、髪の毛を乾かす人、大きな美容室や同時に何人も掛け持ちで施術をする美容師さんは場合こんな感じでいろんな人が入れ替わり立ち替わりで施術をすることが多いですよね?
フリーランス美容師はお出迎えからお見送りまで全ての技術をマンツーマンで担当させてもらうことができるので美容師としても全て自分の納得のいく技術・接客ができるので『誰かに任せる不安』というのがありません。
お客様としても一人の美容師さん(指名している美容師)に全て担当してもらえた方が安心だし喜んでいただけるのではないかなと思います。
こういう密な関係性の接客ができることでお客様との距離が近くなるのも一つの魅力かなと思っています。
お客様との距離が近い方が髪の毛や頭皮の悩み、をお互いが遠慮せず共有しあえますしね!
美容師は勤務時間、休みが少なく拘束時間が長いとういうイメージを持たれている方も多いと思いますが、フリーランス美容師は時間の管理も自分でできるのでプライベートな時間も捻出しやすくなります。
家族との時間を増やしたり、趣味の時間に使ったり、僕の周りには美容師をしながら映像の仕事をしたりプログラミングの仕事をしたりしている人もいます、美容師以外のことをする時間に当てる人も多いです。
フリーランス美容師のデメリット
いいこともたくさんありますが当然デメリット、大変なこともたくさんあります。
一番は誰も守ってはくれない全て自己責任ということです。
社員として美容室に属していると色々保証があったり会社が守ってくれます。
例えばお客様とのトラブルにも間に会社が入ってくれます。
それに加えてフリーランスはお金のことはもちろん、保険や年金、確定申告は当然個人でやらなくてはいけませんし、お客様を呼ぶ『集客』も当然イチ個人でやらないといけません。
お店に属してると会社が集客してくれている(ホットペッパービューティーなど)ところが多いので、顧客様が付いていなかったり、自分で集客ができない美容師だと結構大変です。
フリーランス美容師になった理由
ここからは僕個人のお話をさせていただきます。
色々なメリット・デメリットを踏まえて僕は2019年に青山でフリーランス美容師として活動せせていただくことになりました。
以前勤めていた美容室では新卒からスタートして、一般的な美容室と同様、アシスタントとして勉強しながら先輩スタイリストの補助をし、少しずつ技術を身につけスタイリスト、技術者になり12年勤務しました。
スタイリストになってアシスタントに手伝ってもらいながら同時にお客様を施術する中で、ふと我に返った時に、
『自分を指名して来ていただいているお客様に100%で応えれているのか?』
と考えるようになりました。
アシスタントの頃は先輩の補助をし、いかにスムーズに効率よくできるかばかりを考えてお客様のことを考えるよりも作業効率ばかりを考えていたんですよね。
そこにやりがいを感じて早く技術を覚えて早くスタイリストになりたいと。
そしていざ自分がスタイリストになった時にアシスタントの延長で作業効率ばかり考えていた自分の仕事に疑問を感じるようになったんです。
この仕事の仕方でお客様は満足してくれるのかなと。
そこから考え方が変わって、同時に何人かのお客様を施術するよりも、自分で最初から最後まで責任持って担当痛いと思うようになったんです。
当時僕が働いていたお店は指名料を別途いただいていたのでなおさら期待に応えたいという気持ちが強くて。
これは自分が他の美容室に行って感じていたことなんですが、同時に何人も担当している美容師さんだと、どうしても半分心ここに在らずな感じを受けてしまうんです。
でもそれは当然だと思うんですよね。
『あっちのお客さんとこにも行かなきゃ』
『○○時に次のお客さん来ちゃうからそれまでに終わらせないと』
とか色々考えてしまうと思うんです。
時間を組み立てて動かないと予定が狂う、イレギュラーなオーダーなんてもってのほか。笑
カットだけしかしないスタイリストさんには、5分くらいでパパッと終わらせて次のお客様のところに行ってしまう人もいます。
もちろんそのやり方を否定するわけではないですし、それでもその人を指名したいと思って行くお客様もいます。
ただ自分の場合は少し違う、しっくりこないなと。
そういう雰囲気を感じてしまうと、もうちょっとこうしたい、色々相談したいっていうのができなくてお客様も萎縮してしまって不完全燃焼になると思うんですよね。
何より僕がそうなんです。笑
自分だけでなく男性のお客様って、どことなく美容室は女性が行く場所っていう感覚がどこかにあってアウェー感を感じてしまって、ただでさえ自分の思ってることを言いづらい方が多いと思うんです。
そう考えるようになって、できるだけマンツーマンで一人のお客様と多くの時間を共有できるように自分だけでお客様を担当するようになりました。
でもそうすると今度は当然一日で対応できるお客様の数は限られてきくるので、売り上げという壁にぶち当たります。
雇われてる以上お店の売り上げをあげないといけない義務、責任があります。
そこで僕は一人でたくさんのお客様を担当するために施術スピードをあげるようになりました。
でもこれが一番間違っていたことに気が付いたんです。
結局これも売り上げを上げるための作業のようになってきて、一人でお客様を担当してはいるけど本末転倒な感じになってしまいました。。。
そんな葛藤の中でフリーランスという働き方に興味を持ち始め、技術も接客も全部ひっくるめて、自分が納得できるよう、特に男性のお客様に満足してもらえるよう、気兼ねなくきていただけるよう、メンズカット 専門のフリーランス美容師になりました。
自分の美容師像は、
『こんな美容師さんいたらいいな』
です。
自分がお願いするならこんな美容師がいい、を目指してやってます。
一年フリーランスをやってみてもちろん大変なことはたくさんあります。
それでも自分の納得のいく仕事ができているのでこの働き方は僕にとって正解だったなと思います。
少し長くなってしまいましたが、美容室がちょっと苦手な男性、これまで美容室でなんとなく萎縮しまっていづらい経験をされたことがある方男性、ぜひ一度ご連絡ください!
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