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2021-05-28

紫外線と髪の毛の影響とは?薄毛や抜け毛が気になる男性は要必見

Last Updated on 2023年1月11日 by himeoryon-67

こんにちは。

青山にてメンズ専門美容師をやっております加藤亮平と申します。

腕を組む男性

「紫外線は抜け毛の原因になる」

こんな風に紫外線はシミやそばかすが増えるだけでなく髪の毛にも影響を及ぼすなんてウワサを聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

確かに肌と同じように頭皮や髪の毛も日差しが当たっているので当然何かしらの影響はあってもおかしくはないですよね。

薄毛や抜け毛に悩む男性であれば紫外線による髪の毛に与える影響は気にるところだと思います。

そこで今回は、

  • 紫外線が髪に与える影響
  • 男性が気をつけるべきこと
  • 髪を守るための紫外線対策

についてお話ししていきたいと思います。

紫外線量は6月ごろから夏に向けて増えていきます。

紫外線が髪の毛に与える影響について気になる男性は是非参考にしてみてください。

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紫外線によって薄毛になるって本当?

太陽

結論から言うと過剰に紫外線を浴び続けること薄毛になるリスクは高くなります。

頭皮は髪の毛に覆われているため日焼けしたり乾燥しないと思われがちですがそんなことはありません。

頭皮は顔の2倍近く紫外線を浴びているだけでなく、頭皮が紫外線に当たることで「光老化」というものが進んでいきます。

「光老化」というのは加齢による「自然老化」とは全く違うもので、紫外線を長年浴び続けることによって引き起こされるものです。

頭皮の光老化が進行すると、頭皮が硬くなり、血行不良になってしまいます。

血流が悪くなることで髪の毛に栄養が十分行き渡らず、新しく生えてくる髪の毛も、細く、パサつきやすく、ツヤのない髪になってしまいます。

頭皮環境の悪化は育毛と発毛に大きく影響を及ぼしてしまうため抜け毛を増やし、薄毛になるリスクを高めてしまう恐れがあります。

紫外線が頭皮や髪の毛に与える影響

おでこに手を当てる男性

紫外線によるダメージが積み重なり、光老化によって頭皮や髪の毛に与える影響についてご紹介していきます。

<①頭皮環境の悪化>

頭皮は髪の毛で守られている安心感からか無防備になっていることが多いです。

頭皮は紫外線ダメージを受けることでフケやかゆみ、毛穴の炎症や乾燥による皮脂の過剰分泌などの頭皮トラブルの原因となります。

また紫外線によって体内に過剰な活性酸素が発生します。

これによって体内の細胞を徐々に破壊し、髪の毛を生やし育てることで毛母細胞の機能までも低下させてしまいます。

頭皮環境の悪化は不快なフケやかゆみだけでなく育毛と発毛にも大きな影響を与えます。

<②抜け毛や薄毛を促す>

頭皮環境の悪化により皮脂の過剰分泌などから毛穴が詰まり抜け毛を誘発しやすなります。

また、紫外線を過剰に受けることで頭皮が硬くなり血行不良を引き起こします。

これによって栄養が毛母細胞まで十分に行き渡らず健康な髪を育てることができなくなります。

しっかりとした髪に育つ前に抜け落ちてしまうことで徐々に薄毛へと進行していく可能性があります。

<③髪質の悪化>

髪の毛は主にアミノ酸が結合したケラチンというタンパク質でできています。

髪の内側は、肌と同じようにメラニンがあるため、紫外線をある程度は吸収することができます。

とはいえ髪の表面を覆っているキューティクルにはメラニンが存在しないため、内側に比べて紫外線の影響を受けやすくなります。

タンパク質は紫外線に当たると分解されてしまい、枝毛や切れ毛、パサつきの原因になりツヤ感も無くなってしまいます。

<④髪色が褐色する>

紫外線は髪の表面を覆っているキューティクルを傷つけ、内部にまでたどり着きます。


髪の内部には紫外線などのダメージから髪を守り、色ツヤを保つ役割を持つ「メラニン色素」があります。


メラニン色素は紫外線の影響を吸収してくれるのですが、紫外線量が増えると紫外線を吸収しきれなくなったメラニン色素は分解されてしまいます。

メラニン色素が分解されることで髪は色が薄くなり、褐色したり白っぽくなったりします。

抜け毛を防ぐ紫外線対策

握りこぶし

紫外線から抜け毛を防ぎ、髪の毛や頭皮の健康を維持するためには日頃の予防と、健やかな状態を維持することが重要です。

<①帽子を着用する>

お仕事によっては難しい場合もあるかもしれませんが、可能であればなるべく帽子を着用しましょう。

とはいえ通気性の悪いものや蒸れたりするものだとたくさん汗をかくことで臭いの原因になったり毛穴詰まりの原因になります。

「帽子をかぶると蒸れることで逆に抜け毛が増える」と思われている方も多いかもしれませんが、直接的な関係性は低くそのあとのシャンプーや頭皮ケアを怠ることでで抜け毛のリスクは発生します。

適度に着脱して蒸れを逃がしたり、正しいシャンプーとドライをすることで頭皮を清潔な状態にすれば問題ありません。

<②UVケア効果のあるスプレー、シャンプー、トリートメントを使う>

お仕事上、帽子をかぶれない場合においても頭皮と髪の毛兼用のUVスプレーであれば出先でもスタイリングを崩すことなく紫外線対策をすることができます。

また自宅でできる予防としてUVケアをすることができる成分が含まれるシャンプーやトリートメントを使うこともオススメです。

<③頭皮を冷やし炎症を鎮める>

強い日差しを長時間浴び続けることで頭皮は軽い火傷状態になっています。

もしかゆみが生じた場合は強くなる前に、冷たいタオルを頭部にあてたり、冷たい水でシャワーをするなど、頭皮を冷やし温度を下げることが重要です。

また、その場合頭皮は敏感になっているためシャンプーの際は頭皮をこすらないよう優しく洗うようにしましょう。

まとめ

今回は紫外線と抜け毛の関係についてお話しさせていただきました。

紫外線が直接的抜け毛の原因になるわけではないですが、頭皮環境の悪化によって抜け毛のリスクは高くなります。

またタンパク質が破壊されることでパサつきや潤いが失われ、褐色するなど見た目や手触りの変化も引き起こします。

日差しを避けるために帽子をかぶることやUVスプレーを使うなど紫外線対策は重要ですが、そのあとの対策がより大事になります。

頭皮環境を健やかに維持することで健康な髪が育ち生える環境を維持していきましょう。

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加藤亮平

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