湯シャンが頭皮や髪にもたらす効果とは?頭皮環境が気になる男性必見
Last Updated on 2022年4月3日 by himeoryon-67
こんにちは。
青山にて美容師をやっております加藤亮平と申します。
男性であれば年齢を重ねると薄毛や抜け毛などのセンシティブな悩みを抱える方も増えてくるのではないでしょうか?
薄毛は遺伝だからしょうがないと諦めている男性もいるかもしれませんが、普段の生活の中で改善し対策できる部分は多くあります。
そこで、肌が弱い方や頭皮トラブルを抱えている方に良いとされる「湯シャン」ですが、薄毛や抜け毛に効果的と聞いたことがあるかたもいるかもしれません。
そこで今回は、
- 湯シャンの効果とは
- 湯シャンのメリット・デメリット
- 湯シャンの注意点
についてお話しさせていただきたいと思います。
今回の記事は頭皮環境にお悩みの方はもちろん、薄毛や抜け毛にお悩みの男性もぜひ参考にしてみてください。
湯シャンとは?
湯シャンとはその名の通りシャンプーを使わずにお湯だけで頭皮や髪の毛を洗うということです。
なぜシャンプーを使わないのかというと、シャンプー剤には洗浄成分として界面活性剤が含まれており、頭皮の汚れを落とし清潔にするものではありますがその反対に悪影響を及ぼす場合があるからなんです。
特にメンズシャンプー には「高級アルコール系」と呼ばれる非常に強い洗浄成分が含まれていることが多いです。
頭皮の汚れを落とすために必要な洗浄成分ですが、必要以上に皮脂を取りすぎてしまうため肌の弱い方や頭皮にトラブルを抱えているとその刺激の強さゆえ頭皮環境が悪化してしまう恐れがあります。
お湯だけで流すことで頭皮の乾燥を防ぎ刺激を抑えることができると考えられます。
男性における湯シャンのメリットとデメリット
湯シャンにはいくつかのメリットが存在します。
とはいえ男性は女性の約3倍の皮脂線をもち、油分の多いスタイリング剤を使うため頭皮環境のことを考えるだけではデメリットも存在します。
ここでは湯シャンのメリット・デメリットについてお話しさせていただきます。
湯シャンのメリット
肌の強さは人によって様々ですが、シャンプーを使うことでそれに含まれる洗浄成分によって頭皮に必要な皮脂が過剰に奪われてしまいむきだしの状態となってしまいます。
頭皮を覆う保護膜の役割をしていた皮脂がなくなることで外部からの刺激に弱くなってしまい、乾燥や紫外線の影響をダイレクトに受け頭皮環境が悪化してしまう恐れがあります。
また、シャンプーによって頭皮が乾燥しすぎると元の状態に戻そうと皮脂が過剰に分泌され、ベタつきや臭いの原因にもなってしまいます。
さらに頭皮トラブルの原因として意外と多いのは、シャンプーのすすぎ残しによるものです。
しっかりと洗い流すことができず、頭皮にシャンプーの洗浄成分が残ってしまうと毛穴に詰まってしまい抜け毛の原因にもなります。
またシャンプーのすすぎ残しは頭皮の炎症を引き起こす危険性やマラセチア菌という常在菌が増殖させ、活性酸素を生成することで白髪になるリスクも高くなります。
シャンプーを使わないことでこれらのリスクを下げ、頭皮環境を健やかに保つことが期待されます。
本来、頭皮と髪の毛の汚れは7~8割の汚れはシャンプーを使わずに落とすことができます。
洗いすぎを防いで頭皮を自然な状態にし、人間が本来持っている力を活かして皮脂を適度な量に調整しやすくすることで、頭皮や髪のトラブルに関する効果が期待できるのが湯シャンのメリットです。
湯シャンのデメリット
とはいえ湯シャンにはデメリットもあります。
例えば脂性の男性の場合、お湯だけだと十分に皮脂を落とすことができず、毛穴に皮脂が詰まってしまい汚れや炎症、ニキビや臭いの原因、さらには育毛・発毛不振を引き起こします。
シャンプーを使っていて頭皮が荒れてしまった、乾燥がひどくなったと感じた方はもしかしたら使っていたシャンプーの洗浄力が強すぎた可能性があります。
いきなり湯シャンに切り替えるのではなく、少しマイルドな洗浄成分のものを選んで試してみてもいいかもしれません。
シャンプーに含まれる洗浄成分についてはこちらの記事をご覧ください。
また、スタイリング剤をつける方は湯シャンだけだとその油分やその他の成分を洗い流すことができません。
スタイリング剤の成分が頭皮や髪に残ることは頭皮環境の悪化だけでなく、髪のダメージにもつながります。
もし湯シャンをするのであればスタイリング剤をつけていない日に試してみましょう。
湯シャンが向いている男性
以上を踏まえて考えると、湯シャンには向き不向きがあり効果的なのはアトピーや敏感肌の人はもちろん、乾燥肌の人です。
乾燥肌の特徴としては細かなカサカサとしたフケがでてくる人や、顔の肌が乾燥している人です。
乾燥肌の人の場合皮脂の粘度が低いためお湯だけでも十分に落とすこそができます。
とはいえワックスなどのスタイリング剤をつけた日などはなるべく洗浄力の弱いもので構いませんのでシャンプーを使いましょう。
シャンプーの後は頭皮の乾燥を防ぐために頭皮用ローションを使って保湿をすることもおすすめします。
湯シャンの正しい方法
湯シャンの効果を高めるためには正しい方法で行うことがより効果的です。
その手順とポイントについてご紹介していきます。
<①ブラッシング>
湯シャンをする前に髪の毛をブラッシングしとかします。
こうすることで髪の毛についた埃や汚れを浮かせお湯で落としやすくする効果があります。
<②地肌を丁寧に洗う>
頭皮全体を指の腹をつかって丁寧に揉み込むように洗っていきます。
シャンプーを使っていないため泡立ちがなく、髪の毛同士が擦れることで摩擦が生じやすくなります。
勢いよくゴシゴシこすらずに優しく指を通していくイメージで洗いましょう。
またこの時大事なのがお湯の温度です。
高温のお湯だと頭皮に負担をかけてしまうため37〜38程度のぬるま湯になるようシャワー温度を設定しましょう。
<③ドライヤーで乾かす>
髪の毛は濡れた状態だとキューティクルが開いた状態で痛みやすくなっています。
ドライヤーで乾かさず自然乾燥させることは髪の毛にダメージを与えるだけでなく、頭皮の雑菌を繁殖させ臭いの原因にもなります。
男性の場合、髪の毛が短いからとドライヤーを使わない方も多いかと思いますが、髪の毛だけでなく頭皮を乾かすというイメージも持つようにしましょう。
まとめ
今回は湯シャンの効果やメリットデメリットについてお話しさせていただきました。
湯シャンはメリット・デメリットはもちろん、体質や生活環境によって向き・不向きがあります。
該当する方は頭皮に合うシャンプーを選ぶことも大事ですが、一日おきにでも試してみる価値はあるかもしれませんね。
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加藤亮平
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