髪の毛とお酒の上手な関係の築き方とは?お酒が大好きな男性必見
Last Updated on 2023年1月11日 by himeoryon-67
こんにちは。
青山にてメンズ専門美容師をやっております加藤と申します。
「1日の終わりに飲むビールだけはやめられない」
こんな風に毎日お酒を飲んでいる男性も多いのではないかと思います。
何を隠そう僕自身ビールが大好きなので毎日の晩酌は欠かせない日課の一つです。
とはいえ年齢を重ねるにつれて気になってくるの抜け毛や薄毛はお酒を飲み過ぎると更に加速させてしまうなんて聞いたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
どうせ飲むなら髪の毛のことを考えつつも美味しく飲みたいものですよね。
そこで今回は、
- お酒髪に良くないのか?
- 正しいお酒の飲み方とは
- 髪の毛のことを考えたおつまみ
についてお話しさせていただきたいと思います。
お酒が好きな方にとって禁酒というのはいくら髪のためとはいえストレスがかかってしまいます。
髪の毛のことを考え正しくお酒を飲みましょう。
お酒は髪の毛に良くないのか?
人によってその量は違えどお酒をたくさん飲むと中性脂肪が蓄積したり肝臓に負担がかかったりと、体に負担がかかるというイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。
これは髪の毛にとっても同じです。
お酒は抜け毛や薄毛の直接的な原因ではないものの、たくさん飲みすぎること悪影響を及ぼす可能性があります。
その直接的な関係性を持つのが「アセトアルデヒド」という物質です。
アセトアルデヒドはアルコールが肝臓で分解されてできる物質だといわれていて、飲酒で顔が赤くなる、動悸が激しくなる、頭痛・吐き気などの症状の原因となるものです。
またこのアセトアルデヒドを分解するためには髪の毛の主成分であるケラチンの元、アミノ酸を大量に消費してしまうため髪に行き渡る栄養素が不足してしまいます。
とはいえ「お酒は百薬の長」とも言われ、適量であれば血行促進効果やストレス解消更にはにも繋がる可能性があります。
「どんどんお酒を飲みましょう」というわけではありませんが、適量を守って正しくお酒を飲むことでもプラスに働くこともあります。
過剰なお酒が髪に与える影響
アルコールが分解される過程において生成されるアセトアルド。
その際アミノ酸が消費されるとはいえ、適量であればあればさほど問題はありません。
とはいえ過剰な飲酒が連日つづき日常化してしまうと「ケラチン」の元になる成分であるアミノ酸は当然不足し髪が育ちにくくなってしまう可能性があります。
休肝日を作ることが重要とされるのはこのためでもあります。
また、アセトアルデはしっかり分解されれば酢酸となるため問題はありません。
問題なのは過剰な飲酒によって肝臓がアセトアルデヒドを分解する機能を超えてしまった時です。
分解されず体内に残ったアセトアルデヒドは血流に乗って体内をめぐります。
この体内に残ってしまったアセトアルデヒドが「男性型脱毛症(AGA)」の原因とも言われる「ジヒドロテストステロン」を増加させてしまう可能性があるんです。
ジヒドロテストステロンが髪の毛の成長に重要なヘアサイクルに攻撃を加えることで起こっている言っても過言ではありません。
ヘアサイクル についてはこちらの記事も参考にしてみてください。
普段から二日酔いを繰り返すくらい頻繁にお酒を飲んでいると、抜け毛の量や薄毛進行に大きな影響を与えてしまう可能性があります。
飲み過ぎは栄養が不足し髪の毛が作られにくくなるだけでなく、薄毛進行をサポートしてしまうこともあるためご注意ください。
髪の毛のことを考えたお酒の量
体にいい効果をもたらす可能性がある、もしくは体が無理なくアセトアルデヒドを分解できるお酒の量というのは具体的にどのくらいなのか?
体にいい効果としては夜のお食事の際に1杯のお酒をいっぱい程度飲むことで食欲増進によって栄養素を摂りこみやすい状態になることであったり、一定程度の血行促進効果や、眠りをサポートしてくれるということが期待できます。
とはいえ過剰な飲酒はお酒の種類によってアルコール度数だけでなく糖質、カロリー量は変わってくるため過剰に飲酒することで肥満を誘発する恐れもあります。
さらに糖分の過剰摂取によって中性脂肪の量が増えて血流の滞りをもたらしやすくなってしまうため、頭皮においては毛細血管に血液が流れにくくなり薄毛リスクにも繋がります。
お酒の種類による糖質とカロリーの違いは以下の通りです、是非参考にしてみてください。
<糖分が少ない>
- ブランデー・・・グラス1/3杯(60ml)、糖質0g、カロリー135kcal程度
- ウイスキー・・・グラス1/3杯(60ml)、糖質0g、カロリー135kcal程度
- 焼酎・・・1/2杯(100ml)、糖質0g、カロリー146kcal(乙類)~206kcal(甲類)程度
<糖分が多い>
- ビール・・・中ジョッキ1杯(500ml)、糖質15g程度、カロリー203kcal程度
- 梅酒・・・グラス1杯(200ml)、糖質41g程度、カロリー324kcal程度
- ワイン・・・ワイングラス1杯(180ml)、糖質24g程度、カロリー248kcal程度
また厚生労働省が定める適度な飲酒料として、通常のアルコール代謝能を有する日本人である場合、1日平均純アルコールで20g程度であると定められています。
純アルコール20gを具体的なお酒に置き換えると以下の量が「適量」とされています。
- ビール中ビン1本程度
- 日本酒1合程度
- チュウハイ(7%)350mL缶1本程度
- ウィスキーダブル1杯程度
アルコールの分解能力には個人差はありますが、「お酒が原因による薄毛リスク回避するため」にはこのくらいの量を意識して飲むことが髪の毛のことを考えたお酒の量である、と言えるのではないでしょうか。
髪の毛のことを考えたお酒の楽しみ方
お酒のお供にはおつまみがつきものです。
お酒を飲むとどうしても脂っこいものや味が濃いものを食べてしまいがちですが、お酒と合わせて摂取することでカロリーも増え更に肥満を誘発してしまいます。
また油物を過剰に摂取することで皮脂の分泌量が増え頭皮環境を悪化させてしまうため髪の成長には良くありません。
お酒も飲みつつおつまみを食べるのであれば、髪の成長を助けるものや頭皮環境の悪化を防ぐものを積極的に取り入れることでお酒を楽しみたいですよね。
ではどんなものをおつまみとして食べればいいのか。
アルコールをたくさん飲むと各種栄養素の消化吸収能力が低下してしまい、発毛に必要とされる「栄養素の不足」が起こ流可能性があります。
過剰な飲酒によって吸収効率が落ちる髪に大切な栄養素の例としては以下のものが挙げられるため、これらの栄養素を含む食材を使ったおつまみを積極的に取っていくようにしましょう。
- ビタミンA・・・豚レバー、鳥レバー、うなぎ、鶏卵など
- ビタミンB群・・・豚肉、納豆、レバー、マグロ、カツオなど
- ビタミンC・・・菜の花、赤ピーマン、ブロッコリー
- ビタミンE・・・うなぎ、アーモンド、アボカドなど
- 亜鉛・・・牡蠣、しらす、イワシ、サバなど
- 葉酸・・・枝豆、焼き海苔、アスパラガスなど
特に亜鉛は体内で作ることができない髪の毛にとって必要不可欠な栄養素です。
亜鉛についてはこちらの記事に詳しく書いておりますので是非参考にしてみてください。
まとめ
今回はお酒が大好きな男性に向けて、髪の毛のことを考える上での適量やそれに合わせたお酒のお供はどんなものがいいかについてお話しさせていただきました。
お酒は百薬の長と言われるくらい、量や飲み方を守ることで体や髪にいい効果をもたらす可能性があります。
とはいえお酒が好きな方はお飲み過ぎは良くないとわかっていてもなかなかやめられないというのもわかります。
何と言っても僕自身お酒が好きなので。
この記事を読んでお酒を飲むことをやめましょうということではありません。
抜け毛や薄毛に対する対策として、大好きなお酒を飲むためには今後どうしていったらいいかということを考えるきっかけにしていただけたら嬉しく思います。
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