薄毛と抜け毛は亜鉛不足が原因?男性が知っておきたい亜鉛の効果とは
こんにちは。
青山にて美容師をやっております加藤亮平と申します。
「最近スタイリングしてもすぐ潰れてしまう」
「一本一本が細くなってきたような気がする」
30代後半から40代男性の中にはそう感じている方も多いのではないでしょうか?
僕自身も30代半ばになり髪の毛が細くなった実感もありますし、ボリュームも出づらくなったように感じてます。
薄毛や抜け毛は年齢のせいだからしょうがないと諦めている男性もいらっしゃるかもしれませんが、それ以外でも毎日の食事が大きく関係してきます。
そこで今回は、
- 亜鉛とは
- 亜鉛と髪の毛の関係
- 亜鉛の摂取量
についてお話ししていきたいと思います。
薄毛と抜け毛は亜鉛を正しく摂取し育毛環境を整えることで改善・抑止することができます。
全ての男性必読の内容となってますので是非ご覧ください。
薄毛と亜鉛の関係とは?
そもそも亜鉛とはミネラルの一種。
体内での働きは様々ですが、食事で摂取したタンパク質を筋肉や骨、臓器、そして髪の毛に変える際に欠かせない栄養素となっています。
亜鉛の摂取量の目安としては男性の場合、一日に約10gと言われています。
この亜鉛、体内で生成することができず、食事から摂取するしかないのですが、もし不足してしまうと髪の毛にどのような影響があるのか?
抜け毛や薄毛の原因にはストレスが大きく関係していますが、亜鉛が不足していることが大きく影響している場合があるのです。
亜鉛の体内での働きはたくさんありますが、なかでも細胞の新陳代謝を高める作用が、抜け毛と薄毛に特に関係しています。
亜鉛が不足しているといくらタンパク質を摂っても、髪を作っている成分であるタンパク質が髪を作ってくれません。
そうなると、抜け毛・薄毛など様々なダメージとなって頭皮に表れてしまいます。
亜鉛は髪の毛に必要な栄養素
少し詳しく見ていきます。
亜鉛が薄毛・抜け毛に効果的な理由は5αリダクターゼ酵素を抑制するとうことです。
・・・
5αリアクターぜとは?
脱毛メカニズムのなかで大きな位置を締めるのが体内に存在する5αリアクターゼと言われる酵素です。
男性ホルモンを働かせるようにできる5αリダクターゼは、人間の健全な成長には欠かすことができない酵素ではあるのですが、髪の毛を作る毛母細胞の活性をコントロールする「因子」を発生させてしまいます。
成長期を過ぎると、毛母細胞がこの因子の影響を受けやすくなることにより体毛は濃くなりますが、頭髪は脱毛因子の作用で毛が細くなり、脱毛も徐々に進行して男性型脱毛症を発症するのです。
つまりこれが薄毛の進行です。
5αリダクターゼ酵素は抜け毛の原因となり、これを抑制する亜鉛は必然的に抜け毛対策として効果的な栄養素となるわけです。
亜鉛の適量と摂取方法
亜鉛はどんな食材をどのくらい摂取すればいいのか?
具体的な例で見ていきましょう。
亜鉛の適量
亜鉛の摂取量は体格の差はあるものの、成人男性の場合1日約10gほど。
それを上回り、過剰に摂取した場合はどうなるのでしょうか?
1日の摂取量の上限とされるのは、成人男性で40~45mgとされています。
摂取量が制限されるのは、習慣的に過剰な量の亜鉛を摂取すると嘔吐、吐き気、脱水症状、発熱、倦怠感などの副作用が出てしまうからです。
上限摂取量を上回って摂取してしまうと、銅の吸収を阻害するという亜鉛の働きによって、銅欠乏症を引き起こす可能性があります。
銅欠乏症になると、銅不足の状態に陥り、鉄などもうまく吸収できなくなるため、貧血やめまい、たちくらみなどの不調が出るのに加えて、頭皮にも影響を及ぼしかねません。
貧血になれば、頭皮の血行も悪くなり、頭皮に必要な栄養が十分にいきわたらなくなります。
これによって、逆に毛根も栄養不足になり、脱毛などの症状が現れるリスクが高まるのです。
薄毛・抜け毛予防のためにと亜鉛を摂取したのに、かえって薄毛を促進させてしまう恐れがあるので気をつけましょう。
亜鉛の摂取方法
1日に必要な亜鉛を効率よく摂取できるしっかり吸収するための食材を紹介していきます。
例えば亜鉛は主食であるお米やパンなどからも摂取できます。
- お米100gあたり0.6mg
- パン100gあたり0.8mg
これら普段から口にしている食材の多くに含まれていますが、亜鉛を豊富に含む食材は以下のようなものです。
<動物性の食材>(100gあたりの含有量)
- 牡蠣(13.2mg)
- 煮干し(7.2mg)
- うなぎ(2.7mg)
- 干しエビ(3.9mg)
- ホタテ(2.7mg)
- 豚レバー(6.9mg)
- 牛肉肩ロース(4.6mg)
- 卵黄(4.2mg)
- 鳥もも肉(2.0mg)
<植物性の食材>(100gあたりの含有量)
- アーモンド(4.4mg)
- プロセスチーズ(3.2mg)
- 納豆(1.9mg)
- ごま(5.9mg)
- 大豆(3.2mg)
- わかめ(0.9mg)
- 乾燥ひじき(1.8mg)
- 焼きのり(3.6mg)
- 落花生(3.0mg)
- ピュアココア(7.0mg)
- 抹茶(6.3mg)
見ていただくとわかるように結構身近な食材に亜鉛は含まれています。
そして上記でもあったように亜鉛の摂取量は1日に40〜45gが上限とお話ししましたが、食事での摂取するにはこの量を1週間以上続ける必要があります。
亜鉛が豊富に含まれている牡蠣でも相当な量を1週間以上続けて食べないといけないくらいの量なので、そこまで敏感に気にする必要はありません。
毎日の食事の中でこれらの食材を少し意識しながら摂取するといいかなと思います。
まとめ
最後にまとめていきます。
亜鉛は男性の薄毛や抜け毛を食い止めるためには重要な栄養素であるということ。
しかし体内では生成することができず、普段の食事(もしくはサプリメント)で経口摂取しなくてはいけません。
過剰摂取することで副作用が起こる可能性もありますが、上記に例を挙げた食材を毎日の食事に少し取り入れる程度の意識であればその危険性はまずありません。
薄毛や抜け毛は遺伝や加齢が大きく関係していることは確かですが、亜鉛をしっかり摂取することで進行を遅らせる、食い止めることは可能です。
薄毛や抜け毛が気になり始めた男性の皆さん、明日からの食事から少し意識していきましょう。
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加藤亮平
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