ヘアサイクルの変化と薄毛の関係【秋の抜け毛が気になる男性必見】
Last Updated on 2021年9月27日 by himeoryon-67
こんにちは。
青山・表参道エリアにてメンズ専門美容師をやっております加藤亮平と申します。
「秋になると抜け毛が多くなる気がする」
こんな風に男性であれば毎日抜ける髪の毛を見ていると、いつか薄毛になるのではないかと心配になる方も多いですよね。
特に夏から秋にかけては多く髪の毛が抜けると感じている男性が多いように思います。
髪の毛には抜けても新しい髪が生えてくるヘアサイクルというものがあり、基本的にはそのサイクルが正常に働いていれば問題はありません。
とはいえそのサイクルが乱れることで抜け毛が増えてしまい薄毛につながる恐れがあります。
そこで今回は、
- 秋と抜け毛の関係
- ヘアサイクルとは
- ヘアサイクルの乱れる原因
- ヘアサイクルを正常に保つには
についてお話しさせていただきたいと思います。
最近抜け毛が気になり始めた男性は是非参考にしてみてください。
目次
秋に多く抜け毛が増えてしまうのはなぜ?
髪は通常1日に50~100本抜けると言われています.
とはいえ秋にはその倍以上、200本以上抜ける場合もあると言われています。
その原因には大きく以下の3つがあります。
- 毛が生え変わる季節
- 夏のダメージ
- 生活の乱れによる疲れやストレス
<①毛が生え変わる季節>
人間は他の動物と同じように、秋になると夏の毛が抜けて自然と冬の毛に生え変わるという名残がります。
髪の成長速度は、春から夏にかけて速くなり、夏の終わりごろから次第に遅くなり、9月から11月にかけては、細胞の生まれ変わりとともに抜け毛が増える季節となるのです。
<②夏のダメージ>
夏の間に浴びた紫外線の影響により体内の活性酸素が増加し、毛髪の老化を促進させてしまいます。
また、夏の間に冷たいものを多く摂取したりエアコンの効いた部屋にいるなど慢性的に冷えが生じることで血行が悪くなることも原因の一つです。
皮脂の過剰分泌やエアコンによる頭皮の乾燥によっても頭皮への負担は蓄積しています。
活性酸素については合わせてこちらの記事もご覧ください。
<③生活の乱れによる疲れやストレス>
夏から秋の気温の変化は体調そのものに影響を与えることが多く、食生活や栄養のバランスが乱れることで頭皮環境をも悪化させやすくなります。
髪が抜けてもまた生えてくる「ヘアサイクル」のおかげ
秋は多く髪の毛が抜ける季節ではあります。
とはいえシャンプーやタオルドライ、朝のスタイリング時など髪の毛が抜けるタイミングはいくつかあります。
そもそも髪の毛には一定の寿命があり、成長したあと自然に抜け再び同じ毛穴から新しい毛髪が生えます。
そのため毎日100前後抜けると言われている髪の毛ですが、通常であれば抜け続けることで完全になくなるわけではなく一定量は保たれています。
古くなった髪が抜け新しい髪が生えてくるサイクル、この繰り返しがヘアサイクルと呼ばれます。
ヘアサイクルが一定の周期で正常に保たれることで健康な髪が生え、育つことができます。
その反対に周期が乱れることによって必要以上に髪が抜け落ちてしまい薄毛になるリスクが高まってしまいます。
ヘアサイクル における3つのステージ
ヘアサイクルは「成長期」「退行期」「休止期」という三つのステージが分かれており、それぞれの時期によって髪の状態は異なっています。
<①成長期>
成長期とは、まさに髪が成長する段階にある時期のことです。
髪は、毛母細胞が分裂することで生成されます。
この時期は髪の元になる毛母細胞の分裂が活発に行われるため髪がどんどん成長していきます。
成長期の髪は全体の85~90%とされていて2〜6年で次のステージに移行すると言われています。
また、髪は1日0.3~0.4mm成長し、1年で約15cm伸びます。
<②退行期>
成長期の次の段階にあたるのが退行期です。
毛母細胞の分裂には、毛乳頭細胞からの指令や栄養の供給が欠かせません。
この毛乳頭細胞の働きが低下すると、髪が成長しづらくなります。
退行期では、毛乳頭細胞が毛母細胞から離れることで指令や栄養の供給が弱まり、髪の成長が遅くなるのです。
退行期は2~3週間で、髪全体の約1%を占めます。
<③休止期>
ヘアサイクルの最終段階である休止期は、髪の成長が完全に止まった状態です。
毛乳頭細胞が縮小して指令や栄養の供給が止まることで髪の製造が止まります。
この時期は2~3ヵ月続くとされていて休止期の髪が占める割合は全体の10~20%です。
ヘアサイクルが乱れた状態とは
ヘアサイクルが乱れることで薄毛の状態に近づいていきます。
というのはそもそヘアサイクルが乱れた状態というのは成長期が短縮された状態を指します。
髪がどんどん伸びるのは成長期が短くなることで髪が十分に育つことができなくなるため短いうえに細い髪が増えてしまいます。
このような髪が部分的に増えると地肌が透けて見えるようになり、これがいわゆる薄毛の状態となっていきます。
髪は、季節や時期にもよりますがヘアサイクルの関係で1日に100本前後抜けるといわれています。
これらは自然に抜けたものであるため心配はないですが、いつもより抜け毛が増えたと感じた場合は、ヘアサイクルの乱れだけではなく頭皮や髪に何かしらの問題が起きている可能性があります。
ヘアサイクルが乱れる原因とそれを防ぐ方法
ヘアサイクルの乱れには普段の生活スタイルや習慣が大きく関係してきます。
原因を知ることで正しいヘアサイクルが維持できるよう対策していきましょう。
<①生活習慣の乱れ>
睡眠不足、喫煙や過度の飲酒などはヘアサイクルが乱れる原因になります。
睡眠不足は髪の成長に必要な「成長ホルモン」の分泌が滞ってしまいます。
喫煙はニコチンの作用で血管が収縮することで頭皮への血流が低下します。
その結果毛乳頭細胞への栄養の供給が低下して、毛母細胞の分裂に問題が生じます。
適量のアルコールであれば血行促進効果が期待できますが、過度な飲酒はアルコールを分解する際に髪の成長に必要な亜鉛を大量に消費してしまい栄養不足を引き起こします。
<②ストレス>
ストレスを受けると自律神経のうち交感神経が優位になります。
交感神経が優位になることで血管が収縮し血流が悪くなるため毛乳頭細胞への栄養の供給が低下します。
ストレスは、仕事や日常生活など、さまざまな場面で無意識のうちにも受けることがあります。
定期的にストレスを解消するためには適度な運動や趣味の時間など、意識的に気持ちがリフレッシュさせるようにしましょう。
<③食生活>
髪が成長する上で主成分であるタンパク質だけでなくビタミンやミネラルが必要です。
例えばビタミンB2やB6は、代謝に関わりビタミンEは血行促進、亜鉛は髪の主成分ケラチンの合成をサポートします。
さまざまな栄養をバランスよくとることは髪が生成し健やかに育つ上で必要不可欠です。
髪の毛と栄養の関係についてはこちらの記事も参考にしてみてください。
栄養不足の原因として大きく関係するのが外食やコンビニ食の頻度が増えることです。
特に男性の場合仕事が忙しくて自炊する時間がなかったり、レトルト食品で済ませることが多い方は栄養不足になりがちなため注意しましょう。
まとめ
今回はヘアサイクルと薄毛の関係についてお話しさせていただきました。
髪の毛には「成長期」「退行期」「休止期」の3つのステージからなるヘアサイクルというものがあります。
正常なヘアサイクル における髪の毛は1日に100本前後抜けてもまた新たな髪の毛が生えてきます。
ですがこのサイクルが乱れることで成長期が短くなり抜け毛が増え薄毛になる可能性が大きくなります。
ヘアサイクルの乱れを防ぐには、生活習慣の見直しや食生活の改善、ストレスを溜め込まないことです。
いつもより抜け毛が多くなったと気になる男性は是非改善していきましょう。
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加藤亮平
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