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2021-01-14

もみあげとヒゲの境界線はどこ?もみあげの印象とセルフケアについて

Last Updated on 2022年6月27日 by himeoryon-67

こんにちは。

青山・表参道エリアにてメンズ専門美容師をやっております加藤亮平と申します。

腕を組む男性

男性だと髭剃りが毎朝のルーティンという方お多いかと思いますが、こんなこと考えたことはありませんか?

『どこまでがヒゲで、どこからがもみあげ?

男性のお客様を多くカットさせていただいていると、ヒゲを剃るついでにもみあげまで剃ってしまっているといういう方が意外と多いんです。

もみあげは白髪やくせが気になりやすい部分でもあり、男性の場合は女性と違ってショートやベリーショートの方が多いので目立って気になるものです。

そこで今回は、

  • もみあげの語源
  • もみあげとひげの境目
  • もみあげを整える際は、、、

についてお話ししていきたいと思います。

今回の記事では男性だからこそ気になるもみあげ部分について詳しくお話しさせていただきます。

ご自身でちょっともみあげを整えたいという男性は是非参考にしてみてください。

もみあげの語源とは?

男性のもみあげ

『もみあげって下にさがっているのになんであげ(上げ)なの?』

こんな疑問もあるかもしれませんが「もみあげ」の語源は諸説あるそうです。

有力なものとしては2つご紹介していきます。

①訛りが変化したもの

もともと耳周りに生えてある髪の毛であったことから江戸時代には「耳脇毛(みみわきげ)」と呼ばれていたそうです。

これがだんだんと訛って「もみあげ」に変化していったと言われています。

みみわきげ → もみあげ

②揉んで上げたため

もみあげの由来は江戸時代の寛永・正保までさかのぼります。

その時代、武士たちの間で耳前の下に垂れ下がって生えている長い髪の毛を上にあげるという、ワイルドさを強調する髪型が流行ったそうです。

当時の女性が日本髪を結う際に鬢付け油をもみ込みながらひねり上げていたように、男性もロウソクの溶けたものに松脂を溶かしたものを使って揉んで上げていたようです。

「揉んで上げる。」

このことから「もみあげ」と呼ばれるようになったという説があります。

現代のような前髪を立ち上げたりトップにボリュームをもたせたりと同様、当時もヘアセットとという概念やその時の流行りの髪型があり、ワックスのようなスタイリング剤を使っていたようですね。

もみあげによる印象の違い

顎に手を当てる男性

もみあげの長さや形、濃さは顔の印象を決定するにあたって極めて重要です。

正面や後ろから見た髪型や頭の形はもちろんですが、他人から一番見られているのは横顔です。

他人からの印象は約7割、横から見た印象で決まります。

短めにすると清潔感のある爽やかな印象になり、長くすると男性的な力強い印象になり、もちろん鼻や耳の高さとのバランス、顔の長さによっても印象は変わっていますが逆三角形や長方形など、形によってもその印象は変わります。

美容院でカットする際、ツーブロックや刈り上げなどのベリーショートにする男性は、もみあげの長さや高さ、形も意識してみましょう。

二つの似たスタイルですが、もみあげの位置と形で横顔の印象、違いませんか?

もみあげとヒゲの境目

頭を抱える男性

では具体的にもみあげとヒゲの境目はどこなのかについてお話ししていきます。

眉毛や前髪の幅、などに一般的な黄金比率があるように、もみあげの位置にもおおよその黄金比率は存在します。

それがこちら。

赤いラインでひいた「耳たぶの下から鼻下」に向かって引いた線が髭とモミアゲの境目になるといわれています。

とはいえそもそもそこまで生えていない方もいらっしゃいますし、髪質・生え方・クセのでぐあい・頭の形・全体のパーツとのバランスによって似合わせ方は変わってきます。

自分にあったもみあげは是非ご相談ください。

もみあげをセルフで整える方法

バリカンとハサミ

美容院に行く前にもみあげだけちょっと気になるからとご自身でもみあげだけ整える男性は多くいらっしゃいます。

その中でよくやりがちな失敗が、ヒゲを剃る延長でシェーバーを使ってそのままもみあげまで剃ってしまうということ。

気がついたら短くなりすぎてしまったという失敗を経験された方もいらっしゃるのではないでしょうか?

あくまで応急処置として美容院に行くまでの間に自宅でもできる簡単な対処方法をご紹介していきます。

<①バリカンを使った方法>

ツーブロックや刈り上げスタイルにされている方にオススメなのがバリカンを使って整える方法です。

まずは9mmや6mmなどの少し長めのアタッチメントで、もみあげ全体の長さを整えていきます。

最後にもみあげの下の方だけを4mmもしくは3mmのアタッチメントで短く仕上げます。

イメージとしては先端からなだらかにグラデーションをつけるイメージです。

ここで注意するのはアタッチメントの長さを間違えていきなり短くしないということです。

また形を整えようとカミソリやアタッチメントのついていないバリカンやシェーバーで整えているとうっかり切りすぎることもあります。

真横からの形はご自身では確認しづらいためあくまで毛の長さを短くするという対処法がおすすめです。

<②ハサミを使った方法>

もみあげ周りに少し長さのあるショートスタイルにされてる方はハサミを使った方法がおすすめです。

まずクシ(コーム)を縦に使いもみあげ部分に前から後ろに向かって入れます。

このように前後にクシを入れ、はみ出てきた髪の毛のみをハサミで切ります。

こうすることで伸びて少し出てきたクセやボリューム感が収まりすっきりとした印象になります。

ある程度の長さがあるもみあげスタイルの場合、バリカンを使って整えようとすると短くなりすぎてツーブロックのように段がついてしまうので注意しましょう。

まとめ

今回は男性の髪型において重要なもみあげとヒゲの境目についてお話しさせていただきました。

ご自身でもみあげを整える際にこの境目を目安とし、正しい方法で調整してみましょう。

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加藤亮平

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