toggle
2020-12-04

過酸化水が白髪を作る⁈白髪を染めると白髪が増えるって本当?

こんにちは。

青山にて美容師をやっております加藤亮平と申します。

腕を組む男性

30代後半くらいから気になり始める白髪問題。

年齢や遺伝だからしょうがないと諦めてる男性も多いかと思います。

もちろんそれらは大きく関係していますが、そのほかに白髪になる原因とされる「過酸化水素」という物質が存在するんです。

そこで今回は、

  • 過酸化水素とは?
  • 過酸化水素と髪の関係
  • 過酸化水素への対策

についてお話していきたいと思います。

最近白髪が気になり始めた男性には是非読んでいただきたいないようになっていますので、是非今後の参考にしてみてください。

その他お悩みご相談もこちらまで!

白髪の原因である過酸化水素とは?

上を見上げる老人

まず白髪の原因となってしまう「過酸化水素」とはどんなものなのか、ということからお話していきます。

過酸化水素は、オキシドールとも呼ばれる活性酸素と呼ばれる反応性の高い酸素の仲間です。

化学式ではH2O2と表され、酸素原子が通常の水よりも多くついている分、身体やものの酸化を促しやすいという特徴があります。

一般的に、酸化が起来てしまうと人間の身体の細胞は失われたり傷ついたりして劣化してしまいます。

そんな過酸化水素は、無臭で優れた消毒作用や抗菌作用、漂白作用があることにより、歯磨き粉や洗濯用漂白剤、コンタクトレンズの洗浄剤、カラー剤など身の回りのさまざまなものに利用されています。

また、過酸化水素は活性酸素であるため、呼吸することによって体内でも生成・蓄積される物質でもあります。

白髪の原因である過酸化水素と髪の毛の関係

窓際で椅子に座る男性

白髪が発生する原因としてあげられるものには以下のようなものがあげられます。

  • 遺伝
  • 加齢
  • 食生活の乱れ
  • 睡眠不足
  • ストレス 

過酸化水素はこれらのうち加齢やストレスに大きく関係していきます。

髪の毛を黒く着色するメラニンは、毛根にあるメラノサイトでアミノ酸の「チロシン」を「チロシナーゼ」という酵素で酸化させることで作られます。

加齢やストレスでアミノ酸「チロシン」の量が減少すると、酵素である「チロシナーゼ」の働きが鈍り、さらにはエイジングによって過剰に発生した過酸化水素がこの「チロシナーゼ」を攻撃してしまうことでメラニン色素の生成が妨げられ白髪になってしまいます。

過酸化水素は活性酸素になるので日々体内で生成されていくのですが、体内に蓄積されていくことで細胞を酸化させ白髪の原因となってしまいます。

体内に蓄積される過酸化水素を減少させるということが白髪の増加を抑えるためには重要になってきます。

白髪染めは過酸化水素を蓄積させる

白髪染め

白髪をカバーするための白髪染め。

実は白髪染めにもメラニン色素の生成を妨げるこの「過酸化水素」が含まれているんです。

白髪染めは二つの薬剤を混ぜて使うのですが、そのうちの一方に過酸化水素含まれています。

これは市販でも購入できるものは勿論、美容室で行う白髪染めにも市販の薬剤に比しっかりケアはされていますが、過酸化水素は含まれています。

髪の毛を染めるためには一度髪の毛本来の色味を抜く必要があり、そこで漂白作用を持った過酸化水素が使われるというわけなんです。

白髪染めは基本的には根元をしっかり染めたいので、根元に埋め込むように地肌にたっぷりつけます。

白髪の毛根を調べると、H2O2(過酸化水素)が増えているという実験結果が出ているため、白髪染めを過剰に頻度でおこなうと、白髪の原因になる過酸化水素がどんどん毛根に蓄積されている、ということになります。

よって白髪染めはすればするほど白髪になりやすくなるということです。

白髪を作る過酸化水素を減らす方法

では次に体内に蓄積される過酸化水素を少しでも減らす方法についてお話していきたいと思います。

<①白髪染めの回数を減らす>

まずはなるべく白髪染めの頻度を減らし、直接的な過酸化水素の蓄積を押さえましょう。

白髪が気になる方は2〜3週間に一回のペースで染めるという方もいらっしゃいますが、白髪染めは過酸化水素の増加だけてなく頭皮を傷めたり顔のたるみの原因にもなります。

対策としては少しで白髪染めをする期間を伸ばすために一時的に白髪をカバーするマスカラタイプのものを使ってみるのもオススメです。

それでも染めないとどうしても気になるという方は髪の毛を傷めない・頭皮につけない酸性カラーのヘアマニキュアでの白髪染めはいかかでしょうか?

髪の毛と頭皮に優しいヘアマニキュアはこちらの記事をご覧ください。

<②カフェインの摂取を減らす>

コーヒーを一日に何杯か飲む方、いらっしゃいますよね?

ご自宅はもちろん気軽にカフェなどでも飲めるコーヒーですが、一日3杯以上飲み続けると白髪が増えるリスクは高くなります。

これはコーヒーに含まれる過酸化水素の量が関係していて、コーヒーを飲んだ後の尿中は、他の飲料より多く過酸化水素が含まれており、飲む前と比較するとその量は3~10倍になる、ということがわかっています。

長年の積み重ねで体内に過酸化水素が蓄積されメラニン色素を破壊し、白髪の原因となるのでコーヒーの飲みすぎにはご用心です。

その他紅茶やウーロン茶などのカフェインが多く含まれている物にも注意してください。

<③鉄分を摂取する>

過酸化水素を分解する酵素の1つである「カタラーゼ」を増やすことです。

カタラーゼはタンパク質でできていますが、食事やサプリメントなどで摂取しても、胃や腸で分解されて吸収されるうちに別物になってしまいます。

そのため、カタラーゼを体内で効率よく合成するためには、その原料となる鉄を摂取するのが効果的です。

鉄を多く含む食材として以下のものがあります。(100グラムあたりの含有量)

  • 豚レバー 13.0mg
  • 鶏レバー 9.0mg
  • パセリ 7.5mg
  • 牛肉(センマイ) 6.8mg
  • 卵黄 6.0mg
  • しじみ 5.3mg
  • 油揚げ 4.2mg

これらの食材を毎日の食材に意識して取り入れることで鉄分摂取、過酸化水素を分解、そして白髪防止につながります。

まとめ

最後にまとめていきます。

白髪を発生させる原因は体内に蓄積される過酸化水素が関係しているということ。

過酸化水素は体内でも生成されるためなるべくく蓄積させないようにすることが大切。

また白髪をカバーするための白髪染めにも過酸化水素が使われているため、長期で考えると白髪を増やす要因にもなってします。

なるべく過酸化水素による影響を受けないようにするためには白髪染めの頻度を下げるか、頭皮に薬剤をつけないヘアマニキュアがオススメ。

加齢や遺伝によって大きく左右される白髪ですが過酸化水素というキーワードに焦点を当てることで対策をすることができます。

白髪が増え始める30〜40代男性はぜひ気をつけてみてください。

カット(炭酸シャンプー付き) ¥7,700

メンテナンスカット(刈り上げ・毛量調整) ¥3,300

男性専用ヘッドスパ(30分コース) ¥5,500

お悩みご相談はこちら!

東京都港区北青山3−5−9 KAZU表参道地下一階

GO TODAY SHAiRE SALON 青山店

加藤亮平

関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です